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恋する男子に恋をした
第5章 嫉妬
「どうしたの?こんな時間に」


って言うか、何で俺の家知ってんの?!
ストーカー?!
マジで怖いんですけど!!

美咲ちゃんの行動の意味が分からなくて、混乱する俺。


「何か……話途中になっちゃって、バイト先に行って蜂屋くんに自宅を聞いたの。……上げてくれる?」


「あぁ……でも」


「ちょっと話があって、すぐ帰るから……ダメ?」


上げるのはちょっと気が引けるって言うか、でもインターホン越しに話をするのも近所迷惑だし。


「あ、ちょっと待ってて」


俺はそう言って、鍋の火を消して財布をポケットに入れてドアを開けた。


すると、美咲ちゃんは何故か手にはスーパーのレジ袋。何をしに来た?いきなり通い妻か?!


「折角だから、カレー作ろうかと思って。一人暮らしの自炊なら、カレーを小分けにして冷凍できるし」


なんて笑顔で言われてドン引きする。

今からカレー作るって……ちょっとじゃなく長いする気じゃん!!


「あ、ありがとう。気持ちは嬉しいんだけど、俺……カレー苦手なんだ」


なんて嘘ついちゃったよ。
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