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恋する男子に恋をした
第6章 和解
「蜂屋?」


バイクに跨る蜂屋は携帯を耳に当てている後ろ姿が目に入った。

思わずそう言ってしまった俺は、慌てて口を噤んだが、しっかり蜂屋には聞こえていたらしく振り返った。


「っオーちゃん!!何で携帯でないんだよ!!ずっと掛けてるのに!!」


そう言って降りて来た蜂屋の表情はものすごく怖い。


「携帯……家」


「は?それ、携帯の意味あんの?!つーか、どこに行ってたんだよ!!」


何でそんなに怒ってるのか、俺には意味不明で、ずっと俺の事を避けていたはずなのに、どうしたんだろうと疑問に思う。


「……なに、怒ってんの?」


「質問に答えろ」


「ふぁ……ファミレス」


「誰と!!」


「み……美咲ちゃんと」
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