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恋する男子に恋をした
第6章 和解
「約束は『出来る限り』って言っただろ?生きる上で必要な会話だよ。スキンシップだって、いきなり止めろって方が不自然だろう?」


「それでも俺は嫌だ」


横暴と言うか、わがままって言うか……自己中!!

それなのに、にやけてしまう俺は、蜂屋が俺を好きだと思わせてくれるからだと思う。

束縛が嬉しいと感じるのは、蜂屋と両思いになるとは思って居なかったからだ。


「これは仕事。俺は蜂屋を好き。何の問題がある?」


「……無い」


「あとそれと!!普通に話して?今更照れる必要ねーだろ?やる事やってんだし」


「おいおい、さらっと言うなよ。ちょっとは反省してんだから」


「ちょっとかよ!!しっかり反省しねーと家上げねぇよ?」


「オーちゃん?!」


「冗談!!今日泊まりこいよ?」


そう笑う俺に軽くキスをした蜂屋は、苦笑しながら言った。


「泊まりには行くけど、普通にするのは努力する」
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