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恋する男子に恋をした
第7章 おまけ(1) 蜂屋の秘密
そのまま俺は蜂屋に組み敷かれ、2回戦、3回戦となだれ込んだ。


「大好きな作家さんに抱かれた感想は?」


「……もういいから、寝かせてくれ」


そうして知った小説家と言う別の顔を持つ蜂屋は、小説の月刊誌に連載をしながら、別のハードブックも手がけている売れっ子だった。

学校の代行も編集社のバイトくんを使ったりしているらしい。

自宅で生活しているのは、一人暮らしでは身の回りのものが出来ないし、担当編集者さんが本人以外と連絡を取れないと困るからだそうだ。

そしてバイトを休むのは締め切りに間に合わすために軟禁されるとか。


コツコツ書けばいいのにって思うけど、そうもいかないのが作家なんだと、俺を揺らしながら言う蜂屋もどうかと思うけどな。
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