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恋する男子に恋をした
第8章 おまけ(2) 初温泉
「貰ったぞ!!温泉旅行!!」
日曜日、店長が開店前のミーティングで高々にあげた包みに『新年会』と書いてあった。
この会社は、忘年会や新年会に飲食代を回すのではなく、レクリエーションにお金を出してくれる。
そのため今回は『温泉旅行』なのだ。
「やったー!!」
素直にそう喜ぶ俺とスタッフとは別に、蜂屋は苦笑気味だった。
「なんだよハッチ、行きたくねーの?」
そう先輩が言うと、蜂屋は俺を睨んで言う。
「そうじゃ無いんすけど、考えなしのオーちゃんがムカつくんですよ」
その場から笑が消えるのは、言うまでもない。
もちろんしっかり聞こえた俺は、怒り混じりに頬を引き攣らせるが、蜂屋は俺を睨むのを辞めないから、俺は何か蜂屋を怒らせる事をしたのかと本気で考えてしまった。
ちなみに、蜂屋は2人っきりの時は機嫌が良いのだが、他人がいると俺と口を聞きたがらないし、めっちゃ不機嫌。
その上、両思いになって付き合い始め、同棲までしてる状態でも、日曜のバイト後はネチネチと文句を言ってくる。
自分だって愛想良く接客してる癖に。
日曜日、店長が開店前のミーティングで高々にあげた包みに『新年会』と書いてあった。
この会社は、忘年会や新年会に飲食代を回すのではなく、レクリエーションにお金を出してくれる。
そのため今回は『温泉旅行』なのだ。
「やったー!!」
素直にそう喜ぶ俺とスタッフとは別に、蜂屋は苦笑気味だった。
「なんだよハッチ、行きたくねーの?」
そう先輩が言うと、蜂屋は俺を睨んで言う。
「そうじゃ無いんすけど、考えなしのオーちゃんがムカつくんですよ」
その場から笑が消えるのは、言うまでもない。
もちろんしっかり聞こえた俺は、怒り混じりに頬を引き攣らせるが、蜂屋は俺を睨むのを辞めないから、俺は何か蜂屋を怒らせる事をしたのかと本気で考えてしまった。
ちなみに、蜂屋は2人っきりの時は機嫌が良いのだが、他人がいると俺と口を聞きたがらないし、めっちゃ不機嫌。
その上、両思いになって付き合い始め、同棲までしてる状態でも、日曜のバイト後はネチネチと文句を言ってくる。
自分だって愛想良く接客してる癖に。