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恋する男子に恋をした
第1章 失恋
「最悪だな」
「最悪なのは、その後」
そう言ってグラスを開けて、またしても俺に催促をするから、俺も付き合って飲み干した。
これ、俺吐くな。
「好きな人って言うのが、俺じゃなくてオーちゃんなんだって」
「んえ?!」
口に含んでいたお酒をゴクリと飲み込んで、驚きながら変な声をあげた。蜂屋の表情は俺を恨めしそうに見ていて、どう反応していいのか解らずに動揺した。
「オーちゃんに話しかけられた時からずっと、オーちゃんの事が好きなんだって」
「お、俺?!」
「オーちゃんが余計な事したから。だから俺が失恋したんだよ!!」
「よ、余計な事って、あの時はよろこんでたじゃん!!しかも、俺と一緒に居ただろ?」
「居たけど、美咲ちゃんの目にはオーちゃんが映ってるんだ。俺が1年以上も片思いをしてたのに、簡単に横からかっさらって行くんだよな?」
「怒るなよ、別に俺はなんとも思ってないし。それにかっさらったわけじゃ」
「美咲ちゃんの心を奪ったじゃんかよ!!話しかけられないくらい、本当に好きだったんだ!!TDLだってオーちゃんが誘ったんだと思ってたって……言われたんだからな!!」
ダンっとグラスをテーブルに叩きつけ、蜂屋はキレていた。
「最悪なのは、その後」
そう言ってグラスを開けて、またしても俺に催促をするから、俺も付き合って飲み干した。
これ、俺吐くな。
「好きな人って言うのが、俺じゃなくてオーちゃんなんだって」
「んえ?!」
口に含んでいたお酒をゴクリと飲み込んで、驚きながら変な声をあげた。蜂屋の表情は俺を恨めしそうに見ていて、どう反応していいのか解らずに動揺した。
「オーちゃんに話しかけられた時からずっと、オーちゃんの事が好きなんだって」
「お、俺?!」
「オーちゃんが余計な事したから。だから俺が失恋したんだよ!!」
「よ、余計な事って、あの時はよろこんでたじゃん!!しかも、俺と一緒に居ただろ?」
「居たけど、美咲ちゃんの目にはオーちゃんが映ってるんだ。俺が1年以上も片思いをしてたのに、簡単に横からかっさらって行くんだよな?」
「怒るなよ、別に俺はなんとも思ってないし。それにかっさらったわけじゃ」
「美咲ちゃんの心を奪ったじゃんかよ!!話しかけられないくらい、本当に好きだったんだ!!TDLだってオーちゃんが誘ったんだと思ってたって……言われたんだからな!!」
ダンっとグラスをテーブルに叩きつけ、蜂屋はキレていた。