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恋する男子に恋をした
第8章 おまけ(2) 初温泉
温泉の定義がおかしくねぇ?!


そう思ってもつっこめず、取り敢えず頷いてみた。

だけど、広くない浴槽に2人で浸かれるかっていう問題があるんだけど、嬉しそうにする蜂屋に何も言えないのは、そんな蜂屋をみてるのも幸せだからだ。


朝風呂だけどね。


何となくいつも通りの蜂屋に安心した俺だったけど、いつも通りの蜂屋は危険だった。


「オーちゃんが俺の上に乗って?」


「……乗って?」


「うん、だって普通に入れないじゃん?並んだらめっちゃ小さく体操座りだよ?」


「浸かれないじゃん。温まる為に入るんだよね?」


「オーちゃんがやめてって言うくらい俺が汗をかかせるから安心して?」


さっき、泣いてたのが嘘のような蜂屋に苦笑するが、彼は本気で言っているようで、先に浴槽に浸かると自分の股の間に入れと指をさす。
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