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恋する男子に恋をした
第9章 その後の2人(3) 新居に嫁入り
のしをつけてもらった洗剤セットを持って店から出る俺は、ふと口にした。


「親になんて言おう」


「ん?俺との付き合い?!スーツ来てった方がいい?」


そう言って自分の服をチェックする蜂屋にげんなり。


「カミングアウトしろって?そもそも俺は『ゲイ』ではない。鉢屋だったから好きになったわけで、男を好きなわけじゃないんだから」


「……でも、俺もオーちゃんも男だし……あっ!!」


「何!!」


「世に言う『バイ』ってやつじゃん?!」


「声でけぇよ!!」


いきなり大声で言う蜂屋の足を踏んでやると、相当痛かったか片足で飛び跳ねていた。


「暴力反対!!ってか、オーちゃんの家族にも会いたいし、俺の両親にも会ってもらいたいんだけど」


「え?」


思わず声を裏返した俺は、蜂屋のいった意味が本当に『嫁にもらう』と言っているように聞こえた。

だけど、友達って紹介するのもされるのもちょっとやだなぁと思って俯いた。
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