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恋する男子に恋をした
第1章 失恋
「いってぇ……つーか何?どうしたの?!お前、何がしたいんだよ!!」



頭をさすった後、手の甲で唇を拭いた俺は、そのまま俺に跨って来る蜂屋に恐怖を感じて、ゆっくりと後退しようと動いた。



「何って……気が済むまで体を借りようかと」


「っは?おま、何言って……」


「だって年頃だし?性欲は溢れんばかりだし?」


「っ女ならいっぱいいるだろ?!」


「いるけど、付き合ってとか好きとか言われるの面倒じゃん。それに、誰かと付き合うとか、人を気遣うほどの余裕もないし。その点、オーちゃんは男だし、好きだの付き合ってだのそう言ううざい事無いだろ?」



「何……言ってんだよ!!」


「女顔だし、体の線は細いし、現にオーちゃんで勃起出来てる俺としては、何の問題もない。」



勃起?!
そう思って視線を蜂屋の股間に向けると、確かに盛り上がっていた。



「俺に……オナホール役になれって?」


「気が済むまで付き合ってくれんだろ?俺の恋は、間違いなくオーちゃんに鎖されたんだから」
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