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恋する男子に恋をした
第1章 失恋
「……咥えろ。さっきみたいに歯を立てるなよ?」


「んんっ、ん!!」


「口、閉じるなよ。ほら開けろって!!」



男のなんか咥えられる訳ねぇだろ!!尻貸すのだって、相当な覚悟なのに、本当に女とヤるのと同じ行為をさせる気か?


必死に口を閉じ、両手で迫って来る蜂屋の太ももを押し返すが、鼻をつままれ息が出来なくなる。


それでも口を開けたくなくて我慢をしていると、蜂屋が見下ろして笑った。



「オーちゃん?人間、無呼吸のリミットって5分くらいだよ?でも、今暴れてるから1分持たないよ?」



そう言ったそばから俺は耐え切れず、口を開けて酸素を吸った。鼓動が耳にまで届くくらい大きく鳴っていて、本当に苦しかった。

けど、苦しいのはこの後だったんだ。
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