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恋する男子に恋をした
第2章 身代わり
倦怠感のある身体と、瞼が若干腫れてる重みと、気持ち良かったはずの下半身に超列な痛みが残っていて、できれば夢であって欲しかったと落ち込んだ。
「……ん?何だ?」
テーブルに置いてある髪に手を伸ばすと、蜂屋からの書置き。
『寝てるからこのまま帰ります。カギはポストに入れて置きます。』
「ふん、丁寧に書置きかよ。……それにしても、ムカつくくらい字が上手いんだよな、こいつ」
俺はその紙をくしゃっと丸めてゴミ箱に投げるが、淵に当たって床に転がったそれを少し眺めた後、結局放置は出来ずにきちんと捨てた。
ポストを確認すると鍵は入っていて、それを手にした俺は何とも言えない虚しさに襲われた。
スーパーで買ったはずの惣菜はテーブルにはなくて、冷蔵庫を開けると入っていた。
「蜂屋か……」
所々残していく形跡がチラついてイライラする。
『早く消えろ』そう思ってたのに、いざ知らない間に去られていると『捨てられた』様な気分が拭い切れなくて……。
テーブルに並べた惣菜を食べる物の、途中で箸を置いて食べるのを止めた。
「何もしたく無い」
ベッドに寄りかかり、頭を乗せて天井をボーっと見つめてた。
「……ん?何だ?」
テーブルに置いてある髪に手を伸ばすと、蜂屋からの書置き。
『寝てるからこのまま帰ります。カギはポストに入れて置きます。』
「ふん、丁寧に書置きかよ。……それにしても、ムカつくくらい字が上手いんだよな、こいつ」
俺はその紙をくしゃっと丸めてゴミ箱に投げるが、淵に当たって床に転がったそれを少し眺めた後、結局放置は出来ずにきちんと捨てた。
ポストを確認すると鍵は入っていて、それを手にした俺は何とも言えない虚しさに襲われた。
スーパーで買ったはずの惣菜はテーブルにはなくて、冷蔵庫を開けると入っていた。
「蜂屋か……」
所々残していく形跡がチラついてイライラする。
『早く消えろ』そう思ってたのに、いざ知らない間に去られていると『捨てられた』様な気分が拭い切れなくて……。
テーブルに並べた惣菜を食べる物の、途中で箸を置いて食べるのを止めた。
「何もしたく無い」
ベッドに寄りかかり、頭を乗せて天井をボーっと見つめてた。