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恋する男子に恋をした
第1章 失恋
笑って許してもらえるからって、甘えてばっかりの奴だけど、それはそれでまた許せてしまうところがやっぱりムカつく。



それから数日が経ち、俺は10日間休み無しでバイトに出ている。本当に甘えすぎだ!!


勿論、大学の講義で出勤が遅くなる事もあるが、流石に疲れる。定休日は月一で、月頭の月曜日。

現在が月半ばだから、蜂屋が出勤しないとマジで過労で倒れそうだ。



「店長。ハッチはどうなんですか?」


「何だか何時ものとは違うみたいで、本当に調子が悪そうなんだ。……あいつ、病気なのかなぁ? 何時も休んだ後、クマ出来てるし」


「じゃ、俺が様子を見て来ますよ。実家だからのたれ死んでる事はないと思いますが、一応」


「あぁ……そうだな?」


「という事で、明日の蜂屋の代わりは別の人に頼んで下さい。そろそろ俺も過労で倒れますよ?」


「あぁわかったよ。無理させたからね、お見舞いした後ゆっくり休んで?」
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