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恋する男子に恋をした
第3章 印
親友を失ったから、こんなに心がぽっかりと穴が開いた様に虚しいのか、はたまた、男としての貞操を男によって奪われたからなのか。

どっちにしても、虚しくて情けないのは代わりがない。

少し脱力した接客をしていた俺を、店長が不安そうにみていた事も、お客様が「あの感じ、いい」と言って目を輝かしていた事も、俺が気づくはずも無かった。


そして憂鬱な一日が始まった。

金曜日、朝から気が重い。学校にいくものの、夕方はバイトで蜂屋に会うのだ。時間が過ぎればその時間は近づいて来る。



「はぁ……バイト行きたくねぇ。」


「珍しいな?太田がそんな事言うなんて」



そう大学の友人に言われると、口にしていたのかと苦笑した。

それでも行かなくてはいけなくて、最終講義を受けたあと、重い足をバイト先に向けた。
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