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恋する男子に恋をした
第3章 印
「背中、背中!!すっごい数のキスマークだよ?…1、2、3……」


「え?!ぇえ?!」



数える先輩を避ける様にシャツを着て、さっさと着替えていてロッカールームから出た。

キスマーク?!

着ける様な相手なんていないのに、そう思ったが蜂屋を見ると気まずそうに視線を外された。


こいつか!!


キスマークをつける様な間柄じゃないのに、俺が寝てる間に嫌がらせかよ!!

確かに身体の関係はあるが、キスマークをつける様な『愛』もなければ『情熱』もない。ただの『性欲処理』と『八つ当たり』の行為なのに。
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