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昼想夜夢~君、想ふ~
第2章 記憶
5分後、北条が部屋に戻って来た。
どうやら彼女はこの近くにいるらしくあと10分程度でこの店に着くとの事。

「お前の彼女か。ある意味楽しみだな」
「別に普通ですよ。飛び抜けて美人ってわけでもないし」
「ちなみに、どこで出会ったんだ?」
「出会ったのは高校生の頃で、彼女はバスケ部のマネージャーだったんです。その頃はお互いに意識してませんでしたけど。半年前に偶然街中で再会してそれから…」

へぇ。
よくある話だな。
昔は意識してなかった男女が時を経て再会して、そこからスタートするというのは。

「お前から声をかけたのか?」
「はい。まぁ、早い話がナンパです!」

はは、社交的な北条らしい始まり方だ。
しかし、こいつバスケ部だったのか。
ガタイがいいから何かスポーツをやってたのかとは思っていたが

「お前、バスケ部だったのか?」
「バスケは中学からやってましたから」

ほう。
じゃ、生粋のスポーツマンタイプだな。
北条の事だし、さぞかし女子生徒にもモテたことだろう。

俺の学生時代はとにかく地味だった。
毎日勉強ばかりで、部活と言えば適当に所属していた化学実験部。
だが、俺は部活動関係には一切出ていなかった。
部員が少なくて廃部寸前だったから名前だけ登録していただけに過ぎない。
周りはどうだったか知らないが、俺の学生時代に男女の出会いというとのはなかったな。

「あ、俺の彼女はお酒オッケーなんで」
「あ、あぁ、そうか…」

いや、だからと言って浴びるほど飲まれても困るんだが。
北条が潰れて彼女まで潰れたら、さすがに俺は二人同時に介抱なんて出来ないからな。

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