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昼想夜夢~君、想ふ~
第7章 隠し事
左手の中指と薬指に、容器から出したドロッとした液体を絡ませると、彩花の口に指を突っ込ませた。

「んぐっ、んぅっ!?」
「歯、立てんじゃねぇぞ…」


俺の指先に彩花の熱い舌の感触が伝わる。
そして、彩花の口内に広がる液体の味。
この液体の正体が何なのか、味で彩花もわかっただろう。

「ん、うぅ…」
「北条に聞いたんだけど、チョコが好きなんだろ?そう言えば、お前は昔からチョコが好きだったもんな」

液体の正体はチョコレートシロップ。
俺が冷蔵庫から取り出したのは大きなチューブに入っているチョコレートシロップ。
GADIVAのチョコではないが、パティシエ御用達の高級品、らしい。
よくケーキなどをデコレーションする為に使われるあれだ。
大の大人の男がこれを買うのは恥ずかしかったが。

「ほら、全部舐めて綺麗にしろ。大好きなチョコレートなんだから出来るだろ?」
「んぅ、うぅ…」

苦しそうな声が漏れるが、逆らったら刺されるかも知れない恐怖から彩花はおずおずと舌を動かし出した。
不器用に、辿々しく動く彩花の舌は官能的に思えた。
必死で俺の指先に絡み付いたチョコを舐め取って行く。
その仕草が更に俺を駆り立てる。

「は、ん…っ」
「ほら。舌の口にも食べさせてやるよ」

容器を持ってる手をゆっくり彩花の下半身へ移動させた。
シーツが汚れる分には構わない。
どうせ近々クリーニングに出す予定だったし。
チョコレートまみれのシーツをクリーニングに出すと言うのもなかなか恥ずかしいがな…。

彩花の太股にチョコレートを垂らしていく。
さっきまで冷蔵庫に入れてたせいで完全に冷えきったシロップ。
それを熱く火照った彩花の素肌に垂らした瞬間、冷たさに彩花の足がビクン、ビクンと波打つ。

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