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昼想夜夢~君、想ふ~
第8章 禁区
会話だけで言えばどこにでもある他愛ない会話。
先輩と後輩の、仕事を抜きにしたちょっとした談笑。
恐らく時間にしたら5分も喋ってない。

が、彩花からすればとんでもなく長く感じただろう。
こうやって北条の話してる最中でも、俺がまた何かを仕掛けては来ないかとビクビクしているのがわかる。


「くっ、んっ―――――んっ――――んぅ…」


声を我慢しようとしてるが、合間に漏れる彩花の甘い声。
耳を澄まさなきゃ聞こえない微かなボリューム。
幸い北条にはこの声は聞こえていない。

「そう言えばそんな事も言ってたな。バスケ部だったって」
『そうですよー!ほら、彩花がマネージャーだったって話もしたでしょ?』



…あぁ、そう言えばそんな話も聞いた気がするな。
確か、北条と彩花が出会ったきっかけだったな。

「そう、だったな…」

その彩花が、今俺の体の下でこんな姿になってるなんて知ったら、北条はどんな顔になるんだろうか?

髪を切られ、拘束されて服も切り裂かれ、チョコシロップまみれにされた上に俺のものを咥え込みながらイキまくってるなんて知ったら…。



北条は俺の知らない彩花を知ってる。
学生時代の彩花を知ってる。
彩花を見つけたのは俺なのに、我が物顔をする北条に無性に腹が立った。

最初に彩花を見つけて彩花を笑顔にしたのは俺なのに、ふざけんな。



「―――――んんっ!!」

空いてる方の手、指を使い、ぬるぬるになった彩花のクリに触れると
彩花の体が大きく跳ね上がりベッドのスプリングがギシギシと軋んだ。

『ん?何か変な音が聞こえるんですけど?』

スプリングの軋む音はスマホを通して北条の耳にも届いてるようだ。
スマホを通した事によってベッドのスプリングが軋む音ということはバレてないようだ。


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