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昼想夜夢~君、想ふ~
第2章 記憶
俺の記憶の中、古く、遠い過去が甦る。
あれは今から何年前だ?
あれは、俺が大学生の頃、一人暮らしをしていたアパートの近くの公園で―――――…。
「もしかして、さ、サヤカちゃん…?」
俺の記憶の海馬が繋がった。
どこか懐かしく見覚えがあると思ったこの子は。
「え?小川さんと彩花って知り合いなの?」
ぽかんとする北条。
しかし、そんな北条を無視して、彼女は
「やっぱり、純お兄ちゃんだよね!?久しぶりーっ!!」
「えっ、えぇっ!?な、何でサヤカちゃんがここに…?」
久しぶりの再会に喜ぶ彼女。
しかし、彼氏である北条はぽかーんとしてるだけ。
それもそうだ。
俺と彼女では年齢が違いすぎる。
そんな俺と自分の彼女が知り合いだったとなると北条が驚くのも無理はない。
「あ、あぁ、北条。これにはいろいろと訳がある」
「は、はぁ…」
北条にあらぬ誤解をされる前に、俺とサヤカちゃんの事情を話して置いた方がいいな。
それは、今から18年前。
俺は大学一年生で、学校の近くのボロアパートで一人暮らしをしていた。
アルバイトで生計を立て、学業とアルバイトで毎日忙しく過ごしていた、が
それなりに充実した毎日だった。
友人も出来たし、親元を離れたからこそわかる親の有難みも実感することができた。
あれは今から何年前だ?
あれは、俺が大学生の頃、一人暮らしをしていたアパートの近くの公園で―――――…。
「もしかして、さ、サヤカちゃん…?」
俺の記憶の海馬が繋がった。
どこか懐かしく見覚えがあると思ったこの子は。
「え?小川さんと彩花って知り合いなの?」
ぽかんとする北条。
しかし、そんな北条を無視して、彼女は
「やっぱり、純お兄ちゃんだよね!?久しぶりーっ!!」
「えっ、えぇっ!?な、何でサヤカちゃんがここに…?」
久しぶりの再会に喜ぶ彼女。
しかし、彼氏である北条はぽかーんとしてるだけ。
それもそうだ。
俺と彼女では年齢が違いすぎる。
そんな俺と自分の彼女が知り合いだったとなると北条が驚くのも無理はない。
「あ、あぁ、北条。これにはいろいろと訳がある」
「は、はぁ…」
北条にあらぬ誤解をされる前に、俺とサヤカちゃんの事情を話して置いた方がいいな。
それは、今から18年前。
俺は大学一年生で、学校の近くのボロアパートで一人暮らしをしていた。
アルバイトで生計を立て、学業とアルバイトで毎日忙しく過ごしていた、が
それなりに充実した毎日だった。
友人も出来たし、親元を離れたからこそわかる親の有難みも実感することができた。