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昼想夜夢~君、想ふ~
第10章 乱反射
「くっ、ん…」
ここで暴れたり騒いだりしたら北条にバレる。
必死に声を押し殺し快感に耐える彩花を見ているだけで俺の心は高揚しだす。
「あ、ごめん…。気ぃ使わせて…」
何も知らない北条はドアの向こうで謝っている。
どうやら彩花がまだ喧嘩の事を怒ってると思ってるのだろう。
恐らく、彩花は喧嘩の事などもう怒ってはいないだろう。
ただ、何とかこの状況を逃げきろうと必死なのだ。
「あの、今日の事を謝りたくて来ただけだから…」
北条の声は俺の耳にも聞こえていた。
今日の喧嘩の事を謝りに来たのだろう。
北条の話しは彩花の耳にも届いているのだろうか?
「最近さ…、繁忙期で忙しくて…、ついイライラしちまって…」
あー、確かに最近仕事が忙しくて残業続きだったなぁ。
北条がイライラする気持ちもわからなくはないが。
「小川さんに怒られたんだ。お前の気持ちも考えてやれって…」
俺、そんな事言ったか?
あー、あの階段の踊り場でそんな事を言ったような気もするな。
は…、俺の言葉を鵜呑みにして、それでわざわざ謝りに来たと言う訳か。
「さ、彩花の誕生日がどうでもいいとかじゃねぇんだ。そのぉ…、お前とはこれからもずっと一緒にいたいと思ってるから、誕生日なら来年も再来年も来るし…」
何だそれ?
暗に彩花にプロポーズしてるみたいじゃねぇか。
彩花の顔を見上げると、片手で必死に口元を抑えて声を我慢している。
こいつ、北条の話し、ちゃんと聞いてんのか?
ま、聞いてようが聞いてなかろうがどうでもいいけど。
「だ、だから、まぁ…。その、俺はずっと彩花と一緒にいるつもりだから…」
は、うるせぇんだよ…。
いちいち、いちいち…
どいつもこいつも勘に触る…っ!
ここで暴れたり騒いだりしたら北条にバレる。
必死に声を押し殺し快感に耐える彩花を見ているだけで俺の心は高揚しだす。
「あ、ごめん…。気ぃ使わせて…」
何も知らない北条はドアの向こうで謝っている。
どうやら彩花がまだ喧嘩の事を怒ってると思ってるのだろう。
恐らく、彩花は喧嘩の事などもう怒ってはいないだろう。
ただ、何とかこの状況を逃げきろうと必死なのだ。
「あの、今日の事を謝りたくて来ただけだから…」
北条の声は俺の耳にも聞こえていた。
今日の喧嘩の事を謝りに来たのだろう。
北条の話しは彩花の耳にも届いているのだろうか?
「最近さ…、繁忙期で忙しくて…、ついイライラしちまって…」
あー、確かに最近仕事が忙しくて残業続きだったなぁ。
北条がイライラする気持ちもわからなくはないが。
「小川さんに怒られたんだ。お前の気持ちも考えてやれって…」
俺、そんな事言ったか?
あー、あの階段の踊り場でそんな事を言ったような気もするな。
は…、俺の言葉を鵜呑みにして、それでわざわざ謝りに来たと言う訳か。
「さ、彩花の誕生日がどうでもいいとかじゃねぇんだ。そのぉ…、お前とはこれからもずっと一緒にいたいと思ってるから、誕生日なら来年も再来年も来るし…」
何だそれ?
暗に彩花にプロポーズしてるみたいじゃねぇか。
彩花の顔を見上げると、片手で必死に口元を抑えて声を我慢している。
こいつ、北条の話し、ちゃんと聞いてんのか?
ま、聞いてようが聞いてなかろうがどうでもいいけど。
「だ、だから、まぁ…。その、俺はずっと彩花と一緒にいるつもりだから…」
は、うるせぇんだよ…。
いちいち、いちいち…
どいつもこいつも勘に触る…っ!