この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
昼想夜夢~君、想ふ~
第10章 乱反射
この体制なら、彩花の顔もよく見える。
どうやら悔しさから号泣してるようだ。
まぁ、無理もないか。
いつもならここでやめてるはずだ。
こんな薄い壁でこんな事をするべきじゃないとはわかってるが
今日の彩花が可愛すぎて、ブレーキが効かない…。

彩花の足を持ち上げて、彩花の足の隙間に体を滑り込ませた。

その体制で、この後何をされるか察したようだ。



「待っ、待って!ダメ…」

足をばたつかせて逃げようとするが、ろくに力入ってねぇだろうに。

「ねぇ…、やめてっ!嫌だっ!」
「は?今更だな…」

何度も何度もこの体を開いて来たんだ。
今更嫌もないだろう。
もう彩花の体には、俺の愛撫が染み付いてるはずだ。

「だって、まだまー君が…、まー君が近くにいるかも知れないのに…っ!」
「だから何なんだよっ!!」



―――――っ!!




その言葉に、彩花はハッとした顔で俺を見つめた。

確かに、階段を下りる足音は聞こえたが、もしかしたら彩花が心配で引き返して来てるかも知れない。
それでなくても、まだこのマンションのどこかに北条がいるかも知れない。

それが彩花に罪悪感を抱かさせているのか?
でも、そんな事、もうどうでもいい。

「バレちまえばいいんだっ!北条にバレて、何もかもぶち壊れちまえば…っ」
「な、何を…」

「そしたらお前は…っ、もう俺だけしか見えなくなんのに…っ」




薄々気づいてた、自分の中にある恐ろしい破滅衝動。
いつか、何もかもをぶち壊してしまいそうで怖かった。
今は、この衝動を抑えるので必死だ。

それでも抑えられない気持ちがあるのだと、この時初めて思い知らされた。


「何もかもバレちまえば、お前にはもう、俺しかいなくなるのに…っ」
「純、お兄ちゃ…?」





/246ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ