この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
昼想夜夢~君、想ふ~
第12章 雷鳴
だらりと力なく垂れた彩花の腕を見て、彩花が眠りに落ちたことを確認。
本当はこんなことはしたくなかったが、俺の中の怪物が言うことを聞かない。
日曜日、彩花は北条からプロポーズをされる。
きっと彩花はそのプロポーズを受けるに決まってる。
そうなれば、俺と彩花はもう会えない。
そんな事になるぐらいなら…
彩花を他の誰かに渡すくらいなら
その前に――――…。
―――――――――「ん…」
彩花の瞳がゆっくり開く。
微睡んだような、気だるそうな声を漏らしながら、ゆっくりと重たい瞼を開いて行く。
「おはよう…」
「え…?」
目を覚ました彩花の瞳が俺をとらえた。
寝転ぶ彩花の横に座る俺と目が合った、が
眠気のせいで思考が上手く働かないのか、俺と目が合ってもまだぼんやりしている様子。
「やっとお目覚めか…」
「え…――――えっ?」
徐々に思考が戻って来たのか彩花の目がはっきりと覚醒したのがわかった。
自分が今寝転んでいる事、隣に俺が腰かけている事もようやく理解したようだ。
「な、何で…、何なの…っ!?」
―――――ガチャッ!!
「痛…っ」
慌てて起き上がろうとしたが、彩花の体は起き上がる事が出来ない。
それもそのはずだ。
「あまり動くと怪我するぞ?」
「な、な…、何よ、これ…」
やっと自分の置かれてる状況がわかったようだな。
彩花の体は分娩台のようなものに寝転ばされている。
両手は頭上で鎖で拘束されている。
足も開脚状態で固定されている。
衣服も、下着も、全てを脱がされ一糸纏わぬ姿で完全に動きを封じられているのだ。
本当はこんなことはしたくなかったが、俺の中の怪物が言うことを聞かない。
日曜日、彩花は北条からプロポーズをされる。
きっと彩花はそのプロポーズを受けるに決まってる。
そうなれば、俺と彩花はもう会えない。
そんな事になるぐらいなら…
彩花を他の誰かに渡すくらいなら
その前に――――…。
―――――――――「ん…」
彩花の瞳がゆっくり開く。
微睡んだような、気だるそうな声を漏らしながら、ゆっくりと重たい瞼を開いて行く。
「おはよう…」
「え…?」
目を覚ました彩花の瞳が俺をとらえた。
寝転ぶ彩花の横に座る俺と目が合った、が
眠気のせいで思考が上手く働かないのか、俺と目が合ってもまだぼんやりしている様子。
「やっとお目覚めか…」
「え…――――えっ?」
徐々に思考が戻って来たのか彩花の目がはっきりと覚醒したのがわかった。
自分が今寝転んでいる事、隣に俺が腰かけている事もようやく理解したようだ。
「な、何で…、何なの…っ!?」
―――――ガチャッ!!
「痛…っ」
慌てて起き上がろうとしたが、彩花の体は起き上がる事が出来ない。
それもそのはずだ。
「あまり動くと怪我するぞ?」
「な、な…、何よ、これ…」
やっと自分の置かれてる状況がわかったようだな。
彩花の体は分娩台のようなものに寝転ばされている。
両手は頭上で鎖で拘束されている。
足も開脚状態で固定されている。
衣服も、下着も、全てを脱がされ一糸纏わぬ姿で完全に動きを封じられているのだ。