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昼想夜夢~君、想ふ~
第12章 雷鳴
俺を蔑みながらも恐怖に怯えるその瞳を見てるだけでゾクゾクする。
どうせ逃げられるわけねぇのに。

「た、助けて…、いやぁぁぁっ!」

鎖がぶつかり合う金属音だけが虚しく響いている。
俺が今まで彩花にしてきた事を思えば当然か。
でも、今日は違う。

今日は…。



「そんなに叫んだら後が保たねぇぞ?」
「え…?」




カチャリとベルトのバックルを外した。
前戯でほぐしてからなんて、そんな優しい事はしてやれそうにない。

「今から、もっと大声で鳴いてもらうんだからな…っ!」
「ひっ――――――」





語尾を荒げたと同時に、大きく開かれ固定された彩花のそこに腰を押し進めた。
その瞬間、彩花の瞳から大粒の涙が零れ出す。

「いやぁぁぁっ!!痛いっ!やめてっ!!」
「……っ!」

前戯で慣らしてないせいか彩花の中は乾き切っていて、今にも俺のものを食いちぎりそうな勢いだ。
それに、俺の侵入を阻むようになかなか中へ踏み入れさせてはくれない。

「痛…っ!痛い…っ!」

必死に腰を押し進めたが、やはりそう簡単には入れそうにない。

「…慣らしてねぇからか?きっつ…」
「ひっ、ひ、く…っ」

俺より彩花の方が痛いだろうな。
前戯もしないままに突っ込んだんだから。
いつもなら、彩花の泣き顔を見てしまったら、嫌でも優しくしてやれるのに
今日だけは、優しくなんてしてやれない。

「大丈夫…、痛いのは最初だけだ。すぐに良くなる…」
「さ、最低…っ!あ、ぐ…っ」
「淫乱なお前が、ずっと痛い訳ねぇだろ?あ?」

今までも、俺に散々弄ばれながら、最終的には快楽に堕ちて来た。
どんなに俺を罵ったところで、いつもいつも、俺の手で果てて来た。
彩花がどれだけ悪態を吐こうが、俺は彩花の体を良く知ってる。

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