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昼想夜夢~君、想ふ~
第12章 雷鳴
「口開けろ」
「え…?」

うっすらと目を開けた彩花だが、その瞳は焦点があっていない。
快楽のせいで思考は停止し、瞳もどこか虚ろな状態。
涙のせいで前も見えてないだろう。
俺の言葉にも反応を返さない。

口を開けろとは言ったが、俺の声はちゃんと聞こえてないようだ。
まぁ、いいだろう。
イキ過ぎたせいでろくに力も入ってないみたいで口は半開き状態だし。

「いつまでも感じてんじゃねぇよ…っ!」
「んうぅ…っ!」

彩花の登頂部を持ち強引に横を向かせ、半開きになった口に自身のモノを咥えさせた。
下半身より更にぬるぬると絡み付いてくるような感覚に身震いを覚えた。

「ちゃんと舌使え。歯立てんじゃねぇぞ…?」

脅すように低い声で彩花に命令した。
それだけで恐怖を感じたのか、辿々しい舌使いで俺の命令に従っている。

こんな身動きの取れない状態で俺を怒らせたら…
もしかしたら殺されるかも知れない…。
その恐怖が彩花を突き動かしているのだろう。
いつもの彩花なら歯を立てて反抗してもおかしくないはずだ。

「ん、んぅ…っ」
「く…っ、いい子だ」

登頂部を掴んでいた手が無意識のうちに彩花の頭を撫でていた。
いくらイライラしていても、この行為を見てるだけで相手の事を愛しく感じてしまう。
脅迫してても、意識が朦朧としてるからでもいい。
例えそんな愚行だとしても、相手を愛しく感じてしまう。

「もっと…、奥まで咥えろ…」
「んぐっ!ケホッ、く、苦し…、んうぅぅっ!」

登頂部に置いていた手を後頭部に移動させていく。
彩花の口内が気持ちよくて、愛しくて、我を忘れたかのように彩花の口の奥へと捩じ込ませた。
気道を塞がれて呼吸が出来ずに咳き込ませてしまったようだが、もうどうでもいいと感じてしまった。



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