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昼想夜夢~君、想ふ~
第3章 戸惑い
「マ、マジで本当に…っ」
「大丈夫じゃないよっ!服脱がないと…」
い、いや…
服を脱げって、介抱とは言え何を考えてんだよっ!
俺の頭の中はほぼパニック状態。
「いいから、あっちに行って――――わぁっ!」
「きゃあぁぁっ!!」
バタンッという凄い音と共に俺はバランスを崩してそのまま後ろに倒れ込んでしまった。
勢い良く倒れ込んでしまい、倒れる瞬間に後頭部を強打すると思ったのだが…
あ、あれ…、後頭部が痛くない…?
思い切り倒れたし、絶対後頭部をぶつけてると思ったのだが…。
が、しかし
俺の頬や額に触れるくすぐったい感覚に気づいた。
は?何だこれは…?
と、思った瞬間
「あー…、純お兄ちゃん、大丈夫?頭とかぶつけてない?」
…ん?
彩花の声が近くに聞こえるが…
――――――「…っ!!??」
俺の体の上に重なるように覆い被さる彩花。
俺の頭を持って、俺の頭を強打しないように寸前のところで支えてくれていた。
どうやらバランスを崩し転倒する俺につられて一緒に倒れてしまったみたいだが
何だよ、この体制はっ!?
「ちょっ、な…」
「動かないでね。ゆっくり下ろすから」
彩花の手が俺の頭を支えて、ゆっくりと床に降ろしてくれる。
それはまるで、何かデリケートなものを扱うように。
いや、今は俺の頭なんかどうでもいい。
彩花の顔がすぐ近くにある。
息がかかり、彩花のサラサラの髪の毛が頬や額に触れる程近くに。
俺の目線から見上げると、彩花の形の綺麗な唇や顎のラインやフェイスラインまでハッキリとわかるほどに近い。
そして、ふわりと香るシャンプーの香り。
あ―――――…。
頭の中にモヤがかかりだす。
それは、この上なく不快で、ドロドロしていて
それは俺に酷い吐き気をもたらした。
「大丈夫じゃないよっ!服脱がないと…」
い、いや…
服を脱げって、介抱とは言え何を考えてんだよっ!
俺の頭の中はほぼパニック状態。
「いいから、あっちに行って――――わぁっ!」
「きゃあぁぁっ!!」
バタンッという凄い音と共に俺はバランスを崩してそのまま後ろに倒れ込んでしまった。
勢い良く倒れ込んでしまい、倒れる瞬間に後頭部を強打すると思ったのだが…
あ、あれ…、後頭部が痛くない…?
思い切り倒れたし、絶対後頭部をぶつけてると思ったのだが…。
が、しかし
俺の頬や額に触れるくすぐったい感覚に気づいた。
は?何だこれは…?
と、思った瞬間
「あー…、純お兄ちゃん、大丈夫?頭とかぶつけてない?」
…ん?
彩花の声が近くに聞こえるが…
――――――「…っ!!??」
俺の体の上に重なるように覆い被さる彩花。
俺の頭を持って、俺の頭を強打しないように寸前のところで支えてくれていた。
どうやらバランスを崩し転倒する俺につられて一緒に倒れてしまったみたいだが
何だよ、この体制はっ!?
「ちょっ、な…」
「動かないでね。ゆっくり下ろすから」
彩花の手が俺の頭を支えて、ゆっくりと床に降ろしてくれる。
それはまるで、何かデリケートなものを扱うように。
いや、今は俺の頭なんかどうでもいい。
彩花の顔がすぐ近くにある。
息がかかり、彩花のサラサラの髪の毛が頬や額に触れる程近くに。
俺の目線から見上げると、彩花の形の綺麗な唇や顎のラインやフェイスラインまでハッキリとわかるほどに近い。
そして、ふわりと香るシャンプーの香り。
あ―――――…。
頭の中にモヤがかかりだす。
それは、この上なく不快で、ドロドロしていて
それは俺に酷い吐き気をもたらした。