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昼想夜夢~君、想ふ~
第3章 戸惑い
今目の前にいるのは、俺の知らない彩花だ。
俺はこんな女は知らない。
俺は、こいつのお兄ちゃんなんかじゃない―――。

「もう。純お兄ちゃん、慌て過ぎ―――――」





彩花から香る甘い香りが、俺の脳内を侵していく。
俺の思考が上手く回らない。

「――――っ!」

覆い被さる彩花の後頭部を押さえつけて、そのまま自分の方へと引き寄せた。
指に絡み付く彩花のサラサラの髪の毛。
甘い香り。
そして、唇を重ねた瞬間にビクついた彩花の体。


「んっ!?んぅ…っ」

彩花は俺の妹みたいなもんだった。
でも、今は違う。
俺の妹なんかじゃないし、俺は彩花のお兄ちゃんなんかじゃない。

「純、お兄ちゃ…っ、んっ!?」

俺の名前を呼ぶ彩花の唇を夢中で塞いだ。
お兄ちゃんと呼ばれたくなくて、その言葉を利きたくなくて…。
重なった唇が離れた瞬間に、彩花は俺の名前を呼ぼうとするが、その声はすぐさま掻き消されてしまう。

彩花は北条の彼女なのに。
俺の後輩の彼女なのに、俺は一体何を…っ。



「ん…、や、やだ…っ!んっ」

この体制じゃ、俺の方が不利だが彩花は女だ。
マウントを取っても女の力では俺には勝てないだろう。

「んぐっ、ぁ…」

苦しさからか彩花の口から時折艶めいた吐息が漏れる。
その息遣いを聞くたびに俺の理性が少しずつ崩壊して行く。

もう、彩花が北条の彼女だとか、そんな事はどうでもよかった。
ただ夢中で彩花を貪っていた。

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