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昼想夜夢~君、想ふ~
第4章 君に触れる
ここが彩花の住んでるマンションか。
五階建てで、オートロックではなさそうだがまだ新しいタイプのマンション。
北条に教えて貰った住所からすると、彩花が住んでるのは三階の角部屋。
俺は早速手土産を持参してマンションのエレベーターに乗り込んだ。
確か三階の301号室だよな?
廊下は明るくて広い。
女性向けのマンションなのだろうか。
さて、彩花がどんな反応をするか楽しみだな。
逸る気持ちを抑えながら俺の足は301号室のドアの前に到着。
窓のようなものは付いてなく中の灯りが付いてるかどうかもわからない。
ま、もし本当に体調が悪いようなら諦めてやるけど、恐らく精神的なものから来る疲れだろう。
そんな憔悴しきってる彩花に俺はまた酷いことをしようとしている。
どこまでも最低な男だな。
――――ピンポーン。
インターホンを鳴らすが、中からの応答はない。
留守か?それとも気づいてないのか?
もしかして、中のモニターで俺の訪問を知り居留守を決め込んでいるのか?
俺は再度インターホンを鳴らしてみた。
ピンポーン…。
――――――――……。
やはり、中からの応答はない。
これは留守にしている可能性が高いか?
ここまで来て無駄足になったか?
ここは諦めて帰ろうかと思った瞬間
――――カチャ…『はい』
インターホンのスピーカーから聞こえて来たのは彩花の声だった。
「……っ」
スピーカー越しに聞こえた彩花の声に、俺はホッと胸を撫で下ろした。
とりあえず、生きてはいるようだな。
『どちら様ですか?』
五階建てで、オートロックではなさそうだがまだ新しいタイプのマンション。
北条に教えて貰った住所からすると、彩花が住んでるのは三階の角部屋。
俺は早速手土産を持参してマンションのエレベーターに乗り込んだ。
確か三階の301号室だよな?
廊下は明るくて広い。
女性向けのマンションなのだろうか。
さて、彩花がどんな反応をするか楽しみだな。
逸る気持ちを抑えながら俺の足は301号室のドアの前に到着。
窓のようなものは付いてなく中の灯りが付いてるかどうかもわからない。
ま、もし本当に体調が悪いようなら諦めてやるけど、恐らく精神的なものから来る疲れだろう。
そんな憔悴しきってる彩花に俺はまた酷いことをしようとしている。
どこまでも最低な男だな。
――――ピンポーン。
インターホンを鳴らすが、中からの応答はない。
留守か?それとも気づいてないのか?
もしかして、中のモニターで俺の訪問を知り居留守を決め込んでいるのか?
俺は再度インターホンを鳴らしてみた。
ピンポーン…。
――――――――……。
やはり、中からの応答はない。
これは留守にしている可能性が高いか?
ここまで来て無駄足になったか?
ここは諦めて帰ろうかと思った瞬間
――――カチャ…『はい』
インターホンのスピーカーから聞こえて来たのは彩花の声だった。
「……っ」
スピーカー越しに聞こえた彩花の声に、俺はホッと胸を撫で下ろした。
とりあえず、生きてはいるようだな。
『どちら様ですか?』