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昼想夜夢~君、想ふ~
第4章 君に触れる
俺の後ろを小走りについてくる彩花。
パッと見は1LDKの部屋。
突き当たりにあるリビングに入ると、そこにはベッドと小さなテレビとテーブルがあった。
彩花らしい可愛いアンティークの置物があったりと女性の部屋そのものだ。
「何の用、なの…?」
俯いたまま俺の方を見ようとしない。
俺から距離を取り、目線を外し、怯えたような表情で固まっている。
「見舞いに来たって言っただろ?」
「だ、誰のせいだと思ってんのよ…っ!!」
俺のせいなのは間違いないな。
だからこうして見舞ってやってるというのに、失礼な女だな。
「用が済んだならもう帰ってよ…」
「おいおい、ずいぶん冷たいなぁ」
彩花のベッドに腰を下ろした。
つーか、何も考えずに座ったけど、これは彩花のベッドか。
一人暮らしなのに、セミダブルのベッドとはずいぶんと不似合いだな。
は…、いや…
北条と一緒に寝るためか…。
このベッドで、北条と愛し合ってるのか…?
この部屋で、このベッドで…
「純お兄ちゃんなんか大嫌いっ!もう…、顔も見たくないよ…っ」
グッと拳を握り締め、俯いた瞳からはハラハラと涙が溢れ落ちていた。
それもそうだな。
15年ぶりに再会した俺が、こんな強姦魔に成り下がったなんて思いたくなかっただろうな。
顔も見たくない、そう言われても当然だ。
…あー、イライラする。
彩花に嫌われて当然の事をしたのに、彩花の口から大嫌いと言われた事が。
彩花と北条が付き合ってる事なんて百も承知なのに、この部屋とこのベッドで愛し合ってるという事実が。
腹立たしくて仕方ない…っ!!
パッと見は1LDKの部屋。
突き当たりにあるリビングに入ると、そこにはベッドと小さなテレビとテーブルがあった。
彩花らしい可愛いアンティークの置物があったりと女性の部屋そのものだ。
「何の用、なの…?」
俯いたまま俺の方を見ようとしない。
俺から距離を取り、目線を外し、怯えたような表情で固まっている。
「見舞いに来たって言っただろ?」
「だ、誰のせいだと思ってんのよ…っ!!」
俺のせいなのは間違いないな。
だからこうして見舞ってやってるというのに、失礼な女だな。
「用が済んだならもう帰ってよ…」
「おいおい、ずいぶん冷たいなぁ」
彩花のベッドに腰を下ろした。
つーか、何も考えずに座ったけど、これは彩花のベッドか。
一人暮らしなのに、セミダブルのベッドとはずいぶんと不似合いだな。
は…、いや…
北条と一緒に寝るためか…。
このベッドで、北条と愛し合ってるのか…?
この部屋で、このベッドで…
「純お兄ちゃんなんか大嫌いっ!もう…、顔も見たくないよ…っ」
グッと拳を握り締め、俯いた瞳からはハラハラと涙が溢れ落ちていた。
それもそうだな。
15年ぶりに再会した俺が、こんな強姦魔に成り下がったなんて思いたくなかっただろうな。
顔も見たくない、そう言われても当然だ。
…あー、イライラする。
彩花に嫌われて当然の事をしたのに、彩花の口から大嫌いと言われた事が。
彩花と北条が付き合ってる事なんて百も承知なのに、この部屋とこのベッドで愛し合ってるという事実が。
腹立たしくて仕方ない…っ!!