この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
昼想夜夢~君、想ふ~
第4章 君に触れる
「ムカつくんだよ…」
「はぁ…?」
お兄ちゃん、お兄ちゃんってさっきから…っ。
俺はもう彩花のお兄ちゃんに戻るつもりはないし、彩花の事を妹だなんて思ってないって、この間嫌と言うほどわからせてやったのに。
「俺はお前のお兄ちゃんなんかじゃない…」
彩花の腕を掴み、ベッドに打ち付けた。
咄嗟の事で体に力の入ってなかった彩花は、まるで宙を舞うかのようにベッドに沈んだ。
「い、嫌――――」
「おっと…」
俺は慌てて片手で彩花の口を塞いだ。
俺のマンションと違って、このマンションは防音じゃなさそうだ。
ここで彩花に騒がれたらヤバいしな。
「騒ぐなよ。もし騒いだりしたらこのままヤッちまうからな?」
「んっ…」
俺の体の下でガタガタ震える彩花の体。
それは彩花の口を塞いでる俺の手にまで振動が伝わってくるほどに。
「ん、んぅ…」
「あの写メ、消して欲しいか?」
俺の問いかけに彩花は首を激しく上下に動かした。
そりゃあ消して欲しいだろうな。
あの写メがある限り、彩花はずっと俺に脅迫され続けるのだから。
「じゃあ、俺の言うこと聞けるか?」
「ん…?」
その言葉に不安でいっぱいの彩花の瞳が俺を見上げた。
俺にどんな要求をされるのか、怖くて怖くてたまらないと言った顔だな。
「ちゃんと言うことを聞けたら、あの写メを消す事も考えてやる」
「……っ!」
しかし、俺には確信があった。
どんな要求をぶつけようが、彩花はその要求を飲み込むと。
何故なら、彩花はきっと北条を失いたくないに違いない。
だから、脅迫材料となってるあの写メを何としてでも抹消したがっているはずだ。
「はぁ…?」
お兄ちゃん、お兄ちゃんってさっきから…っ。
俺はもう彩花のお兄ちゃんに戻るつもりはないし、彩花の事を妹だなんて思ってないって、この間嫌と言うほどわからせてやったのに。
「俺はお前のお兄ちゃんなんかじゃない…」
彩花の腕を掴み、ベッドに打ち付けた。
咄嗟の事で体に力の入ってなかった彩花は、まるで宙を舞うかのようにベッドに沈んだ。
「い、嫌――――」
「おっと…」
俺は慌てて片手で彩花の口を塞いだ。
俺のマンションと違って、このマンションは防音じゃなさそうだ。
ここで彩花に騒がれたらヤバいしな。
「騒ぐなよ。もし騒いだりしたらこのままヤッちまうからな?」
「んっ…」
俺の体の下でガタガタ震える彩花の体。
それは彩花の口を塞いでる俺の手にまで振動が伝わってくるほどに。
「ん、んぅ…」
「あの写メ、消して欲しいか?」
俺の問いかけに彩花は首を激しく上下に動かした。
そりゃあ消して欲しいだろうな。
あの写メがある限り、彩花はずっと俺に脅迫され続けるのだから。
「じゃあ、俺の言うこと聞けるか?」
「ん…?」
その言葉に不安でいっぱいの彩花の瞳が俺を見上げた。
俺にどんな要求をされるのか、怖くて怖くてたまらないと言った顔だな。
「ちゃんと言うことを聞けたら、あの写メを消す事も考えてやる」
「……っ!」
しかし、俺には確信があった。
どんな要求をぶつけようが、彩花はその要求を飲み込むと。
何故なら、彩花はきっと北条を失いたくないに違いない。
だから、脅迫材料となってるあの写メを何としてでも抹消したがっているはずだ。