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昼想夜夢~君、想ふ~
第4章 君に触れる
俺の名前を呼んで助けを乞うなんて、そんな屈辱的な事したくないだろう。
だが、彩花は拒否なんてしないし出来ない。
あの写メが北条の目に触れる事を何よりも恐れている。

それに彩花は…、お兄ちゃんと呼ぶほどに慕ってる俺を心底拒絶するなんて絶対に出来ない。

「ああぁぁ…っ!!」
「早く呼べよ。それともずっと我慢し続けるか?」

ローターを握る彩花の指が愛液でぐっしょり濡れていく。
そんなになるまで我慢してる癖に。
そろそろ素直になって欲しいものだ。
まぁ、そう簡単に根を上げられても面白くないがな。

「は、あ…っ」

彩花の口がゆっくりと動き出す。
ゆっくりと、甘い吐息をはらませて、俺の名前を紡ごうとしている。

「あ、じゅ、ん…っ」



――――ゾクリ…。

彩花の声が俺の名前を呼んでいる。
甘い甘い声で、すがるような声色で俺の名前を発している。
恥ずかしさを忘れるほどに感じてて、恥ずかしくても屈辱的でも、イキたそうにしている彩花を見てるだけで俺の理性の糸は切れてしまいそうになる。

「聞こえねぇよ…」
「じゅん、やぁ…っ!あんっ!純也ぁ…」


俺の名前を呼ぶ口元からはだらしなく唾液が滴り落ちている。
目の前で自慰行為をしながら俺の名前を呼んでいる。

この光景を北条に見せたらどうなるだろうか?
あいつ、悔しがるだろうな。
そう考えただけで優越感にも似た気持ちが沸き上がって来る。

「で?どうして欲しいんだ?」
「あぁぁんっ、イ、イキたい…っ、もうダメ…」


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