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昼想夜夢~君、想ふ~
第4章 君に触れる
彩花は脱力しきった体を引きずるように体を起こした。
本当ならベッドから降りて俺に掴みかかりたいぐらいなんだろうが、無理をさせすぎたせいで力が戻ってない。
「約束が違う…!あの写メは消すって…」
「消すのを考えると言っただけで消すとは言ってない?それに俺の言うことを聞かず、我慢もせずに散々イッただろう?」
「――――…っ!」
彩花はバカだな。
そんなに必死にならなくても、あの写メをバラまくなんて暴挙、俺がするわけないのに。
腐っても北条は俺の後輩だ。
後輩の彼女に手を出した俺が言う事じゃないがな。
「最低…、純お兄ちゃんなんか…、あんたなんか大嫌いっ!」
―――――っ!!
今まで顔を埋めていた枕を、勢いよく俺に投げつけてきた、が
柔らかな羽毛の枕が直撃したところで対したダメージではない。
足腰が立たない彩花にとって、これが精一杯の仕返しなのだろう。
俺の頭部に直撃した羽毛枕は、ぱさりと俺の足元に落ちた。
とうとう「お兄ちゃん」とも呼ばれなくなってしまい、「あんた」呼ばわりか。
でも、少なくともお兄ちゃんと呼ばれるよりはましだ。
「"大嫌い"ねぇ…。その大嫌いな男にバックから突かれて、いやらしい声を出してたのはどこの誰だよ」
「……っ」
そう。
涙を流し、唾液まで垂れ流して、俺の与える快楽に身を悦ばせていたくせに。
北条でもない、この俺に支配されていたくせに。
俺は、どこまで非情になろうとしてるのか…。
どこまで彩花を追い詰め、傷つければ気が済むのか。
本当ならベッドから降りて俺に掴みかかりたいぐらいなんだろうが、無理をさせすぎたせいで力が戻ってない。
「約束が違う…!あの写メは消すって…」
「消すのを考えると言っただけで消すとは言ってない?それに俺の言うことを聞かず、我慢もせずに散々イッただろう?」
「――――…っ!」
彩花はバカだな。
そんなに必死にならなくても、あの写メをバラまくなんて暴挙、俺がするわけないのに。
腐っても北条は俺の後輩だ。
後輩の彼女に手を出した俺が言う事じゃないがな。
「最低…、純お兄ちゃんなんか…、あんたなんか大嫌いっ!」
―――――っ!!
今まで顔を埋めていた枕を、勢いよく俺に投げつけてきた、が
柔らかな羽毛の枕が直撃したところで対したダメージではない。
足腰が立たない彩花にとって、これが精一杯の仕返しなのだろう。
俺の頭部に直撃した羽毛枕は、ぱさりと俺の足元に落ちた。
とうとう「お兄ちゃん」とも呼ばれなくなってしまい、「あんた」呼ばわりか。
でも、少なくともお兄ちゃんと呼ばれるよりはましだ。
「"大嫌い"ねぇ…。その大嫌いな男にバックから突かれて、いやらしい声を出してたのはどこの誰だよ」
「……っ」
そう。
涙を流し、唾液まで垂れ流して、俺の与える快楽に身を悦ばせていたくせに。
北条でもない、この俺に支配されていたくせに。
俺は、どこまで非情になろうとしてるのか…。
どこまで彩花を追い詰め、傷つければ気が済むのか。