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昼想夜夢~君、想ふ~
第5章 BIRTH DAY
「彩花のやつ、どんな様子でした?」

北条は友人と約束があるって言ってたし、昨夜俺が帰った後も彩花とは会ってないみたいだな。
彩花に連絡を入れろって言ったはずだが、連絡してないのか?

「元気そうだったが、少し風邪っぽかったな」

最もらしい嘘を付いた。
具合が悪いって事になってるなら、俺もその話題に合わせた方が無難だろうしな。

「あー、やっぱりッスか。昨日一応電話したんスけど、鼻声っぽかったんで」

鼻声…。
汗が冷えて本当に体調を崩してしまったのだろうか。
それとも、俺が帰った後も一人で泣いていたのだろうか。




―――――ズキッ…。





あの部屋で、一人で泣いてる彩花を思うと胸が痛んだ。
俺に胸を痛める権利などないのに。

「だったら、今度こそ北条が見舞いに行ってやれよ」


彩花は俺じゃなく、北条に見舞ってもらった方が喜ぶし笑顔になる。
北条は彩花の彼氏なんだから喜んで当たり前だ。

「まぁ、そのつもりッス。今日辺りあいつの好きなチョコでも買って見舞いに行こうかなと思って」
「え?彩花ちゃんはチョコが好きなのか?」

彩花がチョコ好きなんて初めて聞いた。
そう言えば、昔俺の部屋に遊びに来たときに、いろんなお菓子を用意していたが、彩花はチョコばかり食べていたな。
どんなお菓子を買ってきても、彩花が選ぶのは決まってチョコレートだった。

「はい。特にガディバのチョコレートが大好きみたいで」

ガディバって、チョコレート界のブランドと言われているあのGADIVAか。
女性というものは、みんなGADIVAのチョコレートが好きなんだな。

そう言う俺も、バレンタインに何個か貰った覚えがある。


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