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昼想夜夢~君、想ふ~
第5章 BIRTH DAY
「お、女なら、適当に今流行りのブランド財布でもプレゼントすればいいんじゃねぇの?」
北条の方を見ることが出来ない。
朝からイライラする。
何故イライラしてるのか自分でもわからないが、それが余計に頭を悩ませる。
「彩花はブランドに興味ないんスよ。だからレストランで食事とかの方が…、あー、でも俺の給料じゃな~…」
プレゼントで悩む北条の表情はとても困ってるようには見えなかった。
凄く楽しげに見えた…。
「どうせなら指輪にしましょうかね?」
「は?」
ゆ、指輪…?
指輪って、それ…。
―――――ドクンッ!!
心臓が、痛い…。
指輪を渡すって、それは…。
嫌な胸騒ぎがした。
社内は節電でエアコンも入ってないし寒いはずなのに、背中に嫌な汗が滲む。
「ほら、ドラマとかである給料三ヶ月ぶんの指輪―――――」
―――――「ダ、ダメだっ!!」
俺は大声を張り上げ机を叩いて立ち上がってしまった。
俺の大声と机を叩いた音が部署内に響き、他の同僚の視線を一点に集めてしまった。
もうすぐ業務が始まる部署は静まり帰っていて、俺が発した轟音は部署内に響き渡ってしまった。
「お、小川さん…?」
「あ、いや…」
俺の態度に北条もポカンとしている。
いきなり大声を張り上げて立ち上がったのだから、北条が驚くのも無理はない。
「―――きゅ、給料三ヶ月分って、お前…」
それは所謂、婚約指輪と言われるもの。
それを彩花にプレゼントするというのか?
それは…、彩花と結婚するということなのか…?
彩花と北条が結婚…?
「小川さん?どうしたんスか、マジで…?」
「―――――…っ!」
北条の方を見ることが出来ない。
朝からイライラする。
何故イライラしてるのか自分でもわからないが、それが余計に頭を悩ませる。
「彩花はブランドに興味ないんスよ。だからレストランで食事とかの方が…、あー、でも俺の給料じゃな~…」
プレゼントで悩む北条の表情はとても困ってるようには見えなかった。
凄く楽しげに見えた…。
「どうせなら指輪にしましょうかね?」
「は?」
ゆ、指輪…?
指輪って、それ…。
―――――ドクンッ!!
心臓が、痛い…。
指輪を渡すって、それは…。
嫌な胸騒ぎがした。
社内は節電でエアコンも入ってないし寒いはずなのに、背中に嫌な汗が滲む。
「ほら、ドラマとかである給料三ヶ月ぶんの指輪―――――」
―――――「ダ、ダメだっ!!」
俺は大声を張り上げ机を叩いて立ち上がってしまった。
俺の大声と机を叩いた音が部署内に響き、他の同僚の視線を一点に集めてしまった。
もうすぐ業務が始まる部署は静まり帰っていて、俺が発した轟音は部署内に響き渡ってしまった。
「お、小川さん…?」
「あ、いや…」
俺の態度に北条もポカンとしている。
いきなり大声を張り上げて立ち上がったのだから、北条が驚くのも無理はない。
「―――きゅ、給料三ヶ月分って、お前…」
それは所謂、婚約指輪と言われるもの。
それを彩花にプレゼントするというのか?
それは…、彩花と結婚するということなのか…?
彩花と北条が結婚…?
「小川さん?どうしたんスか、マジで…?」
「―――――…っ!」