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昼想夜夢~君、想ふ~
第5章 BIRTH DAY
「とりあえず、今日は彩花に会いに行くんで、GADIVAのチョコレートの予約をしとかねぇとッス」

確かGADIVAって、予約を入れねぇと買えねぇぐらいに人気があるんだよな…。
ま、確実に入手したいなら電話予約で取り置きしてもらうのが賢いな。




…今日、北条と彩花はデートするんだよな。
恋人同士なんだから当たり前だよな。
彩花の部屋で?それとも北条の部屋で?
彩花は体調不良ということになってるし、手土産持参で彩花の部屋を訪ねる確率が高い。

はは、俺は何をイライラしてるんだ…。
そんな当たり前のことで何をそんなにイライラと…。

「だったら、こんな所でタバコ吸ってねぇで、さっさと電話に行けよ…」
「いや、電話ならもっと後からでも大丈――――」


「さっさと行けよっ!!」





腹が立つ…。
北条と彩花が会うということがこんなにも腹立たしい。
俺の隣で幸せそうに笑う北条を、ここから突き落としてやりたいとさえ思ってしまうほどに…。

「な、なんスか、いきなり…っ」

今朝同様、俺は北条を怒鳴り付けてしまった。
今朝と違って、周りには俺と北条の他に誰もいない。

「小川さん、今朝からおかしいッスよ!?俺、何かしましたっ!?」

あたふたと慌てつつ、いきなり怒鳴り付けた俺に対し北条もイライラしてる様子。
確かにそうだな…。
理由もわからず怒鳴られたんじゃ、後輩からすれば納得がいかない。

これではただのパワハラじゃねぇか。

「小川さんっ!?」

わかってる…。
北条は何も悪くないし、俺に何もしていない。
ただ、俺がおかしいだけだ。
俺が勝手に腹を立ててるだけなんだ。

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