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アブノーマルごっこ
第26章 お医者さんと契約関係
「例えば…どんな?」
「えっと、ポップコーンを食べさせてもらったり…」
「なんだ、はい、あーん」
「そうじゃなくて…こう…手を…」
手のひらにポップコーンを載せるようなジェスチャー。顔を伏せて食べたいんだね。
「春乃様…よしって言って…」
「……よし」
微かに手のひらに触れるキモルの唇は柔らかくて、伏せた髪からはいい匂いがした。
新しくできたアトラクションに片っ端からトライできた。平日休みの特権だね。
夕食の場所は来てすぐに予約したらしく、その時間まではキレイにライトアップされた園内を歩いていた。写真を撮るでもなく、ただその美しい光につつまれた幻想的な雰囲気を楽しんでいた。
あと15分でショーが始まるとアナウンスが流れると、キモルが言った。
「そろそろ夕食の場所に移動してもいいですか?」
「えー?これからショーなのに?」
「多分そこから見られると思います。」
「見れなかったら…ぶつよ」
「えぇー、じゃ、どうしよう…」
もちろん変な風に受け止めてるんだろうね、この変態野郎は。
「え?ここ予約したの?」
着いたのは併設されたホテルのレストランだった。案内されたのは一番窓際の良く見えそうな席。
私のグラスワインとキモルの飲み物が届くと店内の明かりが消えた。ショーが始まるんだ。
急いで乾杯だけして、ワクワクしながら外を見る。
「春乃様、僕と結婚してください。」
「は?バカじゃない?」
「春乃様…僕と…」
「うるさいな。もう始まるから黙ってて。」
「えっと、ポップコーンを食べさせてもらったり…」
「なんだ、はい、あーん」
「そうじゃなくて…こう…手を…」
手のひらにポップコーンを載せるようなジェスチャー。顔を伏せて食べたいんだね。
「春乃様…よしって言って…」
「……よし」
微かに手のひらに触れるキモルの唇は柔らかくて、伏せた髪からはいい匂いがした。
新しくできたアトラクションに片っ端からトライできた。平日休みの特権だね。
夕食の場所は来てすぐに予約したらしく、その時間まではキレイにライトアップされた園内を歩いていた。写真を撮るでもなく、ただその美しい光につつまれた幻想的な雰囲気を楽しんでいた。
あと15分でショーが始まるとアナウンスが流れると、キモルが言った。
「そろそろ夕食の場所に移動してもいいですか?」
「えー?これからショーなのに?」
「多分そこから見られると思います。」
「見れなかったら…ぶつよ」
「えぇー、じゃ、どうしよう…」
もちろん変な風に受け止めてるんだろうね、この変態野郎は。
「え?ここ予約したの?」
着いたのは併設されたホテルのレストランだった。案内されたのは一番窓際の良く見えそうな席。
私のグラスワインとキモルの飲み物が届くと店内の明かりが消えた。ショーが始まるんだ。
急いで乾杯だけして、ワクワクしながら外を見る。
「春乃様、僕と結婚してください。」
「は?バカじゃない?」
「春乃様…僕と…」
「うるさいな。もう始まるから黙ってて。」