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アブノーマルごっこ
第8章 元カレと拘束
「大丈夫だよ。初めてだからしょうがない。
 ちょっと体が動かないように固定して
 頑張ってみようか?」

「固定…?」

スルスルッと外したネクタイで片方の足を縛られた。膝を曲げて足首と太ももを1本で結ばれると、もう片方の太ももは開かれて手で押さえられる。

「頑張ろうね。」
彼に促されて、両手も何かで縛られてしまった。

「うん…頑張る。」
彼の期待に応えたい。褒めてもらいたい。そんな気持ちになってくる。

ブブブブ…またスイッチが入る。彼の深呼吸に合わせて息をする。
「ふぅぅあん…はぁああっ…んっ…ふぅぅっ
 は…あぁああっあんっ…ひやぁあんっ!
 だめぇっ…変…やっぱりだめぇ…」

「頑張って、もうちょっとだけ」

「おねがぁぁあっ…あぅんっ!だめっ!
 …やぁあっっ!…変に…がまんできな…
 やぁぁああんっっ!!!」

体が宇宙に投げ出されたような、スコンと抜けたような変な浮遊感と脈打つような気持ちよさ。

「どう?これがイクって感覚だよ?
 分かった?」

「もぉっ…止めてっ!はぁああんっ…
 ねっ…ひやぁんっ…おねが…止め…っっ!」

「またイッた?いいね。
 今度はイク瞬間にイクって言うんだよ?」

「ねぇっ、止めてっ!お願い。
 もう分かったから!」

感覚が無くなって楽になったかと思うと、すぐに戻ってくる。
「やぁぁぁっ!…ねぇぇ…んはぁぁんっ!
 止めてぇっ…おねがぃ…いやぁぁあぁっ!」
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