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彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第7章 ワンチャンスプロモーションのネタ見せに参加
その後も色々な芸人達がネタを見せていく。

吉内も作家たちも冷静なトーンでネタ終わりにダメ出しをしたり質問に答えたりしている。

そんな中ネタ終わりに「吉内さんお久しぶりです。」と挨拶をしているコンビがいた。

吉内マネージャーも「ああ。お久しぶりです。今事務所辞めてフリーになったんですよね。」

「そうです。前の事務所で約10年近く頑張ったんですが、担当マネージャーが退職して僕ら次のマネージャーさんから仕事をあまり回してもらえなくなってたんです。」

「まあ、テレビのネタ番組のオーディションも年齢制限とか芸歴○年以内の若手を来させてください。とか指定があることも多いもんね。」

ワンチャンスプロモーションは、新人でも何か光るものがあればライブに出るチャンスがあったり、
芸歴が長い為に事務所のオーディションに受からない芸人でも吉内の手腕によって売り出されてテレビ出演が最近増えてきた若手が所属していたりする。

だからこそ大手芸能事務所ではないもののネタ見せには多くの芸人が参加しているのだ。

その後は関西で活動していたものの芽が出なくて東京で勝負しに来た芸人もネタ見せに参加し、ネタを披露していた。

ネタを見た吉内は「そうだな~。東京はあまりにも早いテンポのしゃべくり漫才はお客さんが聞き取れなくて笑いが起こりにくいってのがあるあるなんですよ。」

「でも僕等関西ではそこそこウケてたんで、このくらいの早さで東京でも勝負したいんです。」

少し言い返されたのが吉内は気に入らなかったらしく「じゃあ、東京ではなく関西で勝負したらどうですか!東京でゼロから勝負するんだったら関西での実績とかプライドは一旦捨てないと!」と冷静なトーンながらピリッとした雰囲気で話す。

そんな稽古場の空気が恐ろしくなり俺は鼻に汗をかいていた。

今日初めてネタ見せに参加した芸人は結構多いようで、国立大学に通いながらお笑いをやっているコンビやパワーポイントを使って漫談をする芸人や薬剤師として働きながらお笑いをやっている人等様々な人がいた。

その後は現在ホストをしているコンビの「ウォータービジネス」が水商売漫才を披露していた。














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