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彼女が突然おっパブで働きたいと言い出した!
第8章 陽子の正式な出勤日
「ねーさん!今なら兄さんの元に帰れると僕は思っています。」
「ちょっと待ってよ!だってこの前週刊誌で見たけどこうちゃん女優さんと付き合ってて結婚秒読みって書いてあったよ。」
「あれは、映画の宣伝も兼ねたプロモーションみたいなもので事実ではありません。」
「え、そうなの・・・でもさ、もうこうちゃんは売れっ子芸能人で私は水商売の女なんだよ。」
「ねーさん!確かに別れた時は兄さんがこれから売り出される芸人ってことで身辺を整理させられましたが、兄さんは今売れて事務所の中でも結構意見ができたり、自由が出てきました。それにねーさんが水商売に誇りを持って働いてることは、兄さんだってちゃんと知っています。」
「う、うん。」
「大きなお世話だというのは僕もよく分かっています。今のお店でねーさんが新しい人生を送っていることも。でも、今なら・・・今だったら・・・もう一度あの日々に戻れるかもしれないと思うんです。兄さんと今でもたまに飲んでると酔っぱらった兄さんはみほさん(あみの本名)を言ってたりします。」
「そうなの!?まだこうちゃん私のこと覚えててくれてるの??」
「兄さんはねーさんと付き合っていた時確かにヒモ芸人だったかもしれませんが、売れた時にいつか必ず迎えに行こうと思ってたんです。でも当時のマネージャーはそれを許さなかったから・・・兄さんはずっとずっと、ねーさんを裏切って芸能界で売れたことに後悔しています。」
「でもね、田島ちゃん!私は今セクキャバという仕事をしてるんだよ!?もしこうちゃんとあの頃のようになれたとしても必ず迷惑をかけることがあると思うの・・・」
「今の兄さんだったら全部受け止めて必ずねーさんを守ってくれると思います。今兄さんは誰とも付き合ってはいません。性格なのか芸能人と付き合うのが苦手みたいです。このメモに兄さんの携帯番号とアドレスが書いてあるんで連絡するかはお任せします。僕のほうからは兄さんにこのことは伝えませんので・・・・」
そう言ってみくにメモを渡した。
「じゃあ、僕は帰ります。僕もねーさんに出会えて良かったと思っています。」そう言って立ちあがり、出口のドアに向かって行く。
「あ、あれ!?お客様まだお時間あるのでは・・・」と店長が声をかける。
「ちょっと待ってよ!だってこの前週刊誌で見たけどこうちゃん女優さんと付き合ってて結婚秒読みって書いてあったよ。」
「あれは、映画の宣伝も兼ねたプロモーションみたいなもので事実ではありません。」
「え、そうなの・・・でもさ、もうこうちゃんは売れっ子芸能人で私は水商売の女なんだよ。」
「ねーさん!確かに別れた時は兄さんがこれから売り出される芸人ってことで身辺を整理させられましたが、兄さんは今売れて事務所の中でも結構意見ができたり、自由が出てきました。それにねーさんが水商売に誇りを持って働いてることは、兄さんだってちゃんと知っています。」
「う、うん。」
「大きなお世話だというのは僕もよく分かっています。今のお店でねーさんが新しい人生を送っていることも。でも、今なら・・・今だったら・・・もう一度あの日々に戻れるかもしれないと思うんです。兄さんと今でもたまに飲んでると酔っぱらった兄さんはみほさん(あみの本名)を言ってたりします。」
「そうなの!?まだこうちゃん私のこと覚えててくれてるの??」
「兄さんはねーさんと付き合っていた時確かにヒモ芸人だったかもしれませんが、売れた時にいつか必ず迎えに行こうと思ってたんです。でも当時のマネージャーはそれを許さなかったから・・・兄さんはずっとずっと、ねーさんを裏切って芸能界で売れたことに後悔しています。」
「でもね、田島ちゃん!私は今セクキャバという仕事をしてるんだよ!?もしこうちゃんとあの頃のようになれたとしても必ず迷惑をかけることがあると思うの・・・」
「今の兄さんだったら全部受け止めて必ずねーさんを守ってくれると思います。今兄さんは誰とも付き合ってはいません。性格なのか芸能人と付き合うのが苦手みたいです。このメモに兄さんの携帯番号とアドレスが書いてあるんで連絡するかはお任せします。僕のほうからは兄さんにこのことは伝えませんので・・・・」
そう言ってみくにメモを渡した。
「じゃあ、僕は帰ります。僕もねーさんに出会えて良かったと思っています。」そう言って立ちあがり、出口のドアに向かって行く。
「あ、あれ!?お客様まだお時間あるのでは・・・」と店長が声をかける。