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最後の女
第1章 良子
敏弘は思わず、声を出してしまった。
「来ちゃった……」
良子は年甲斐もなく舌を出し、いたずらを見つけられた子供のようにおどけて見せた。
良子は誠一と同じ歳だ。
「じゃ、あとで先生からの説明があります」
看護師は何の関心もないよという顔で、事務的にそう言い残すとカーテンから出て行った。
隣から彼女の声がした。
隣のベッドに移ったようだ。。
「ふーん、きれいな看護婦さんね。手出したりしてないでしょうね?」
良子とは、もう5年くらいの付き合いになる。
「ばかなこと言うなよ……それより、早く帰った方がいい」
「わかってる。奥さん来るのね……ふふっ、あなたの奥さん見てみたいわ……」
本気とも冗談とも取れない口調だった。
良子とは昔、同じ職場にいた。
そのとき付き合い始め、良子は離婚し、会社を辞めた。
辞めたのは4年前のことだ。
「ば、ばかなこと……」
普段、良子にうろたえた姿を見せたことがなかったが、今は違った。
一刻も早く、良子にここから立ち去ってもらいたかったのだ。
「なに慌ててるの……大丈夫よ、言われなくてもすぐ帰るから……でも病気、心配要らないんでしょう?」
「ああ、医者は大したことないと言ってる」
「そう、良かった……」
そう言うと良子は布団のすそから中に手を入れた。
手が、わき腹に触れた。
位置を確かめると、わき腹からへそ、股間へと手を滑らした。
そうしながら、顔を近づけてきた。
ささやいた。
「溜まってる? 出してあげようか……?」
股間に置いた手がやんわりと動き始めた。
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