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続・独占欲に捕らわれて
第3章 紅玲の取材旅行
「そんなに締めたら、イッちゃいそう……!」
「イッてぇ! もっと私で気持ちよくなって!」
千聖に煽られ、紅玲はラストスパートをかける。
「あっ、あ、あ、イく、イッちゃう! ああああぁっ!!!」
「はっ……、きっつ……」
ふたりはほぼ同時に果て、紅玲は千聖の上に倒れる。荒い息遣いが、暗くなった部屋に響き渡る。

「あー……なんか夕飯作るの面倒になっちゃった」
息を整えた紅玲は起き上がると、困ったように笑う。
「私もそんな気力ないわ……。たまには外食もいいんじゃない?」
「そうだね、どこにしよっか? チサちゃんは何が食べたい?」
千聖に聞きながら、紅玲はスマホを手繰り寄せた。

「そうね、日本酒を呑みながら焼き鳥が食べたい」
「あっはは、それならチサちゃんの行きつけに行った方がいいね」
紅玲は立ち上がると、スマホをポケットに押し込んだ。
「とっておきの居酒屋があるの。準備してくるわね」
千聖は服を着直すと、自室へ行った。

千聖の案内で、ホテル街近くにある居酒屋に行く。千聖が先に入ると、店員が4人掛けのテーブルに案内してくれる。
「ここはタッチパネルで頼むのよね……」
千聖は物憂げな表情で、タブレットを手に取る。
「タブレット注文苦手?」
「ううん、苦手っていうわけじゃないけど、店員さんを呼び止める居酒屋に慣れちゃってるから、ちょっと違和感あるのよ」
そう言いながら、タブレットで日本酒と焼き鳥の盛り合わせの塩とタレを注文し、紅玲に渡した。

「一応、焼き鳥の盛り合わせを2つ頼んだわ」
「焼き鳥頼んでくれたんなら、オレは冷奴にしようかな」
紅玲がタブレットを操作しながら言うと、千聖は吹き出した。
「チサちゃん?」
突然笑い出す恋人を、紅玲は怪訝そうにのぞき込む。

「ごめんなさいね、類は友を呼ぶって言葉を思い出しちゃって」
「あー……、もしかしてトーマ?」
紅玲はバツが悪そうに、親友の名前を出す。
「ふふっ、そうよ。まだ私が紅玲のことを毛嫌いしてた時にホテル街で偶然会って、ご馳走してもらったのよ」
千聖は懐かしんで目を細める。
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