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続・独占欲に捕らわれて
第3章 紅玲の取材旅行
斗真が同室にいないことに安堵した千聖は、そっと胸を撫で下ろす。
「どうしろっていうのよ……?」
紅玲の要望は極力応えたい千聖には、断るという選択肢はない。なにより千聖自身が、欲求不満だ。
『まずチサちゃん、今どこにいるの?』
「寝室だけど……」
『ちょうどいいところにいるねぇ。それじゃあサイドテーブルの、真ん中の引き出しあけてみて?』
訳が分からないまま、言われたとおりにサイドテーブルの引き出しを開けると、アイマスクと紅玲が愛用している赤いイヤホンが入っている。

「あなたのイヤホンとアイマスクがあるけど……」
『それじゃあベッドに寄りかかって座って。両手を使えるように、イヤホンを使ってね』
千聖は返事をすると、言われたとおりにベッドに寄りかかり、イヤホンを耳に入れる。スマホはベッドの上に置いた。
「言われたとおりにしたわよ」
『それじゃあ次は、アイマスクをつけて』
息遣いまで鮮明に聴こえ、胸が高鳴る。千聖は緊張で震える手で、アイマスクをつけた。

『あぁ、言い忘れた。オレの枕をぎゅってして』
「どうして?」
『チサちゃんだって、できるだけオレを感じたいでしょ?』
熱っぽく囁く声に、千聖は息を呑む。アイマスクをずらしながら紅玲の枕を取ると、再びアイマスクをつけて座った。

「枕、とったわよ」
『それじゃあ始めよっか』
楽しそうな紅玲の声に、千聖は自分でも気づかないうちに息を荒らげる。
『まずは、右手の指を2本咥えて。口の中を指でかき回しながら、指に舌を絡ませて。オレとのキスを想像しながらするんだよ?』
(紅玲と、キスを……)
紅玲の言葉を内心で繰り返すと、右手の中指と人差し指を口に含み、指をバラバラに動かす。舌を指に這わせたり、口全体を使って吸い上げたりする。

「んっ……ふ、ぅんん……」
淫らな声が唾液とともに、千聖の口端から零れる。
『んんっ……ふ、はぁ……チサちゃん……』
紅玲も同じように指を咥えているのか、ぴちゃぴちゃという水音と、悩ましげな吐息が聞こえてくる。
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