この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夜明けまでのセレナーデ
第5章 裏窓〜禁じられた恋の唄〜
「…瑞葉…」
寝台に俯せに横たわる瑞葉に、八雲が手を伸ばす。
…透き通るように白く儚げな裸体…
その肌には、紅梅のように鮮やかな朱の噛み跡が点々と残されていた。
…白く肉付きの薄い双丘には、男が何度も放った欲望の白い牡液が、淫らに滴り落ちる。
…快楽の沼の淵から、瑞葉はまだ戻っては来ていない。
「…ああ…八雲…」
うわ言のように、桜色の唇を震わせるだけだ。
その華奢な形の良い顎を捉え、深く長く甘い口づけを与える。
「…愛しているよ…可愛い私の瑞葉…。
お前は…私だけのものだ…。
…何処にも、行ってはならない…」
…遠くから、八雲の声が聞こえる。
ひんやりとした美しい声…変わらぬ八雲の愛おしい声だ。
…そうだ…。
何処にも行かない…。
八雲の…この男の…そばにいる…。
自分に暗示を掛けるように、呟く。
「…八雲…愛してる…」
…だから…何もかも、忘れさせて…。
瑞葉は眼を閉じたまま、男に手を伸ばす。
…その手を引き寄せられ、男の引き締まった逞しい体躯がゆっくりと重なる。
「…八雲…もっと…して…」
瑞葉は自ら、その熱く濡れた身体を、再び開いていった…。
寝台に俯せに横たわる瑞葉に、八雲が手を伸ばす。
…透き通るように白く儚げな裸体…
その肌には、紅梅のように鮮やかな朱の噛み跡が点々と残されていた。
…白く肉付きの薄い双丘には、男が何度も放った欲望の白い牡液が、淫らに滴り落ちる。
…快楽の沼の淵から、瑞葉はまだ戻っては来ていない。
「…ああ…八雲…」
うわ言のように、桜色の唇を震わせるだけだ。
その華奢な形の良い顎を捉え、深く長く甘い口づけを与える。
「…愛しているよ…可愛い私の瑞葉…。
お前は…私だけのものだ…。
…何処にも、行ってはならない…」
…遠くから、八雲の声が聞こえる。
ひんやりとした美しい声…変わらぬ八雲の愛おしい声だ。
…そうだ…。
何処にも行かない…。
八雲の…この男の…そばにいる…。
自分に暗示を掛けるように、呟く。
「…八雲…愛してる…」
…だから…何もかも、忘れさせて…。
瑞葉は眼を閉じたまま、男に手を伸ばす。
…その手を引き寄せられ、男の引き締まった逞しい体躯がゆっくりと重なる。
「…八雲…もっと…して…」
瑞葉は自ら、その熱く濡れた身体を、再び開いていった…。