この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夜明けまでのセレナーデ
第12章 夜明けまでのセレナーデ 〜epilogue〜
…何が人魚姫だ。
何がタイムスリップだ。

その日の深夜…薫は屋根裏部屋で一人、憤慨していた。
足元ではカイザーが眠そうに薫を見上げ、そのまま呑気に眠りにつこうとしている。

「寝るなよ、カイザー。
僕の話を聞いてくれよ」
乾き始めている鼻先を突いても、カイザーはちらりと薫を見遣り…大きな欠伸をひとつすると愛用のクッションに顔を埋め、眠ってしまった。

「薄情もの!お前だけは僕の味方なんじゃないのか?」
薫は毒づく。
ため息を吐くと、傍らのベッドにわざと乱暴に寝転がる。

…何が人魚姫だよ…。
先ほどの暁人の切なげな表情に、胸がちくりと痛んだ。


…と、扉から密やかなノックの音が響く…。

「…薫…?もう寝た…?」
密やかな…落ち着いた優しい声…。

…瞬間的に、飛び起きる。
…暁人…!


/322ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ