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夜明けまでのセレナーデ
第2章 礼拝堂の夜想曲
薫の屋敷でも青山から絵画や美術品を購入したことがある。
青山史朗は裕福で由緒正しい貴族の家柄の末っ子で少年、青年時代はイギリスに留学し、パブリックスクールに通っていたという華々しい経歴の持ち主だ。
年の頃は薫の父くらいだろうか。
漂わせる雰囲気や華麗な経歴、経済的、精神的余裕がその身体全体に現れている様子も良く似ている。
だからなのか、青山と薫の父・礼也は仲が良かったようだ。
長身で逞しい体躯に舶来の洒落た衣服を纏い、洒脱な雰囲気を漂わせる如何にも伊達男ぶりは、お茶会や夜会でも人々の注目を集めていた。
…薫は子どもだったから、挨拶程度だったがそれでも成熟した男の魅力は充分に伝わってきた。

その人物に紳一郎は瑞葉の身の安全を託されたというのだ。

「…ま、青山さんもたいがい変わったひとだけどね」
紳一郎は意味深長に形の良い眉を上げてみせた。
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