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夜明けまでのセレナーデ
第2章 礼拝堂の夜想曲
「紳一郎さん!何…する…」
抗おうとするのに、紳一郎の身体はびくりともしない。
細身に見えるのに、力は薫より断然強いのだ。
両の手で薫の手首を押さえつけながら、唄うように尋ねる。
「…男に、愛されたことはあるか?薫…」
「…⁈」
紳一郎の黒々とした瞳が揺蕩うように微笑いながら、薫を見つめる。
「…男にこの身体を押し開かれたことはあるか…?」
紳一郎のひんやりとした手が、薫のガウンのあわいに忍び込む。
「…なっ…!」
「…男に…身体中を愛撫され、身体を暴かれるんだ…。
同じ性の男に求められ、犯され…そして愛される…。
その羞恥と屈辱と…高揚と恍惚とを…お前はまだ知らないんだな…」
喉奥で低く笑い、薫の滑らかな頰を撫で上げる。
「…紳一郎…さ…」
必死で振り払おうとするのに、紳一郎はビクともしない。
紳一郎の膝が、薫の太腿をゆっくりと割り開く。
「男同士がどこで愛し合うのか…知っているか?」
耳朶を噛みながら、甘く囁かれる。
「…え…?」
ぎくりと一瞬凍りつく。
「やっぱりプペちゃんだ。
薫は何も知らないんだな」
不意に優しい口調になり…
…ここで…愛し合うのさ…。
紳一郎の長い指が薫の華奢な腰回りを辿り、小さな双丘の狭間へと滑り込んだ。
…ここに…男を受け入れるんだ…。
…鼓膜に熱い吐息が、吹き込まれた…。
「…ここで、君は暁人と繋がるんだよ…薫…」
…双丘の奥…秘められた花環辺りを、パジャマの薄い布越しに探り当てるように、紳一郎の指先がそっと触れた…。
抗おうとするのに、紳一郎の身体はびくりともしない。
細身に見えるのに、力は薫より断然強いのだ。
両の手で薫の手首を押さえつけながら、唄うように尋ねる。
「…男に、愛されたことはあるか?薫…」
「…⁈」
紳一郎の黒々とした瞳が揺蕩うように微笑いながら、薫を見つめる。
「…男にこの身体を押し開かれたことはあるか…?」
紳一郎のひんやりとした手が、薫のガウンのあわいに忍び込む。
「…なっ…!」
「…男に…身体中を愛撫され、身体を暴かれるんだ…。
同じ性の男に求められ、犯され…そして愛される…。
その羞恥と屈辱と…高揚と恍惚とを…お前はまだ知らないんだな…」
喉奥で低く笑い、薫の滑らかな頰を撫で上げる。
「…紳一郎…さ…」
必死で振り払おうとするのに、紳一郎はビクともしない。
紳一郎の膝が、薫の太腿をゆっくりと割り開く。
「男同士がどこで愛し合うのか…知っているか?」
耳朶を噛みながら、甘く囁かれる。
「…え…?」
ぎくりと一瞬凍りつく。
「やっぱりプペちゃんだ。
薫は何も知らないんだな」
不意に優しい口調になり…
…ここで…愛し合うのさ…。
紳一郎の長い指が薫の華奢な腰回りを辿り、小さな双丘の狭間へと滑り込んだ。
…ここに…男を受け入れるんだ…。
…鼓膜に熱い吐息が、吹き込まれた…。
「…ここで、君は暁人と繋がるんだよ…薫…」
…双丘の奥…秘められた花環辺りを、パジャマの薄い布越しに探り当てるように、紳一郎の指先がそっと触れた…。