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夜明けまでのセレナーデ
第3章 Tango Noir 〜禁じられたお伽話〜
「…そうだ…。きみの可愛らしい唇で、彼を愛してあげなさい。
…そう…口を開けて…もっと…大きくだよ…」
青山に髪を撫でられ、優しく促されるままに十市の牡を口に含む。
「…んんっ…」
喉奥まで着くほどに、十市の雄蕊は長大だ。
息苦しさと同時に、この雄々しく逞しい牡を自分の口で愛でたいという淫靡な欲望に駆られる。

…十市の牡を口淫したことは数えるほどしかなかった。
十市が嫌がったのだ。

「…あんたの綺麗な口を穢すようで、いやだ」
そう言って、したがる紳一郎を遠ざけた。
十市は紳一郎をお姫様のように大切にしたがったのだ。

「…無理にしなくて、いい…坊ちゃん」
唸るように、十市が囁いた。

「…三人で愛し合わなくては意味がない。
…どうだ?紳一郎くんの舌は…。
ああ、彼はまだ口淫が未熟なようだね。動きがたどたどしい…。
…もっとも、こんなに大きなものを愛撫するのは至難の業かもしれないな…」
朗らかに小さく笑う青山はこの歪んだ性愛の関係を、心底愉しんでいるようだ。
…このひとは、十市に嫉妬しないのだろうか…。
眼差しが合い、まるで心を見透かされたかのように微笑まれる。
「…嫉妬はしないよ。
私はきみたちの仲を邪魔する気はない。
きみたちの愛を尊重している。
…むしろ、きみたちの絆を深めるために、私は存在しているのだよ」
…さあ、十市くんをもっと気持ちよくしてあげなさい…。
優秀な教官のように指示され、紳一郎はされるがままに一途に舌を使う。
…もちろん、体内の青山の牡は激しく…けれど余裕のある動きで抽送を繰り返している。

「…はああ…っ…ん…んんっ…」
熟れた媚肉を突かれ、揺すられ、極めそうになり、思わず喘ぐ。
口内の十市に歯を立てそうになり、必死で舌を遣う。
紳一郎の拙い舌技は十市の牡を更に昂らせ、膨れ上がらせた。
紳一郎は眉を寄せ、そのずっしりとした質量と熱さに耐える。
「…んんっ…は…ああ…ん…」
自然に、鼻にかかった甘い声が漏れ出しまう。
…まるで…女みたいだ…。
羞恥と屈辱…そして、それを上回る痺れるような快感がじわりと身体を侵食する。

青山の律動が速さと勢いを増してくる。
「…ああ…は…ああ…んっ…」
口淫を続けながら、か細い腰を揺らしてしまう。
青山の灼熱の牡が、紳一郎の熟れきった淫肉を熱い蜜蝋のように溶かし始めていた…。




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