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夜明けまでのセレナーデ
第3章 Tango Noir 〜禁じられたお伽話〜
…淫らな自分を…愛して…。
そんなことができるのだろうか…。
…十市を愛しているのに…こんな風に青山に抱かれ、快楽に悶える自分を…愛していいのだろうか…。
考え詰めようとしたが、朦朧とした意識の中、竜巻のような恐ろしくも甘く深い悦楽の渦に巻き込まれそうになる。
「…ああ…も…だめ…イッちゃう…イく…イ…く…」
泣きながら身悶える。
青山が豊かな髪を掻き上げながら、微笑んだ。
「…いいだろう。出してあげよう…。
きみの中に…。
十市くんと…私と…二人の精液が混ざり合い…一つになるのだ…。
きみが孕むほどに出して…胤つけしてあげよう…。
…きみが女性なら、どちらの子どもか分からずに悩み苦しむだろうな…」
…色ごとに長けた男は、こんなにも空恐ろしい軽口を叩く。
「…ひどい…」
「…可愛いきみをもっともっと啼かせたいのだよ…私は…。
だが、私ももう…保たない…」
やや苦しげに呻くと、最後の絶頂に向けて、激しく長い抽送を開始した。
紳一郎の華奢な身体が、揉みくちゃにされるほどに揺さぶられる。
「…ああっ…!…いや…あ…っ…こわれ…る…んんっ…」
泣きじゃくる紳一郎の貌を大きな手で捉えると、十市が低く懇願した。
「…坊ちゃん…俺も…出していいか…?
あんたの…このきれいな貌に…」
アレキサンドライトの瞳は、見たことがないほどの濃厚な欲望の色に輝いていた…。
…十市もまた、青山の老獪な淫靡な罠に絡めとられたのだ…。
紳一郎はそっと微笑んだ。
「…だして…たくさん…たくさん…掛けて…」
…僕を…穢して…。
もう何も考えられないくらいに、穢して…壊して…。
そんなことができるのだろうか…。
…十市を愛しているのに…こんな風に青山に抱かれ、快楽に悶える自分を…愛していいのだろうか…。
考え詰めようとしたが、朦朧とした意識の中、竜巻のような恐ろしくも甘く深い悦楽の渦に巻き込まれそうになる。
「…ああ…も…だめ…イッちゃう…イく…イ…く…」
泣きながら身悶える。
青山が豊かな髪を掻き上げながら、微笑んだ。
「…いいだろう。出してあげよう…。
きみの中に…。
十市くんと…私と…二人の精液が混ざり合い…一つになるのだ…。
きみが孕むほどに出して…胤つけしてあげよう…。
…きみが女性なら、どちらの子どもか分からずに悩み苦しむだろうな…」
…色ごとに長けた男は、こんなにも空恐ろしい軽口を叩く。
「…ひどい…」
「…可愛いきみをもっともっと啼かせたいのだよ…私は…。
だが、私ももう…保たない…」
やや苦しげに呻くと、最後の絶頂に向けて、激しく長い抽送を開始した。
紳一郎の華奢な身体が、揉みくちゃにされるほどに揺さぶられる。
「…ああっ…!…いや…あ…っ…こわれ…る…んんっ…」
泣きじゃくる紳一郎の貌を大きな手で捉えると、十市が低く懇願した。
「…坊ちゃん…俺も…出していいか…?
あんたの…このきれいな貌に…」
アレキサンドライトの瞳は、見たことがないほどの濃厚な欲望の色に輝いていた…。
…十市もまた、青山の老獪な淫靡な罠に絡めとられたのだ…。
紳一郎はそっと微笑んだ。
「…だして…たくさん…たくさん…掛けて…」
…僕を…穢して…。
もう何も考えられないくらいに、穢して…壊して…。