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夜明けまでのセレナーデ
第3章 Tango Noir 〜禁じられたお伽話〜
「…坊ちゃん…!…愛してる…!」
十市が低く叫び、長大で硬く屹立した雄蕊を扱き、紳一郎の白い顔に押し当てる。
「…ああ…っ…熱…い…!」
牡の切っ先から迸る大量の白く熱い牡液が、しとどに紳一郎の貌を濡らしてゆく。
「…ああ…とい…ち…」
十市の慣れ親しんだ牡液の匂い…
それを飲んだことはあったが、貌に掛けられたことは初めてだった。
…微かな屈辱と…それを上回る湿った仄暗い悦楽に身震いする。

「…私も…出すぞ…!」
低くく呻くと、紳一郎の身体が強く抱き竦められた。
「…んんっ!…いや…あ…っ…おなか…熱…い…!」
熟れた淫肉の中に大量に放出されたのは、青山の熱い精液だ。
それは熱い奔流となり、熟れきった肉襞に余すところなく浴びせかけられる。
「…い…やあ…そんな…に…たくさん…しない…で…」

十市の射精もまだ続いていた。
「…ああ…あつ…い…とい…ち…」
十市の欲望の白く濃い樹液は、熱いシャワーとなって、紳一郎の端麗な美貌を淫らに濡らすのだ…。

「…ああ、紳一郎くんの綺麗な貌がこんなにもいやらしく濡れて…。
まるでポルノグラフィティだな…。
…では、こちらも…汚してあげよう…」
色香を含んだ低い掠れた声が響く。
「…ああっ…や…あ…抜か…ない…で…」
青山がまだ充分に張りがある牡を、痙攣を繰り返す淫肉からじっくりと焦らすように引き抜いたのだ。
離すまいとするかのように、濡れそぼる花環が牡を引き絞るようにしてしまう。

「…きみは名器だな…。
…もっていかれそうだったよ」
薄く笑いながらまだどくどくと流れる熱い牡液を、紳一郎の薄い下腹部にしたたかに掛けた。
その刺激に、紳一郎は細かく身体を震わせる。
「…んんっ…も…ゆるし…て…」
身の内も外も…ありとあらゆる場所を男たちの牡液で汚され…その歪んだ暗い快楽に、紳一郎は最後の絶頂を極めた。
…二人の男たちに、余すところなく愛欲に溺れさせられたその爛れた恍惚感…。
「…ああっ……」
…己れの花茎から、真珠の涙のような愛蜜をとろりと滴らせ…そのまま、ゆっくりと意識を手放したのだ。

「…なんと美しい…。
こんなにも淫らで清らかなひとを私は知らない…。
十市くん。私たちはこの世で唯一無二の宝石を得たのだよ」
「…青山様…」

…愛の蜜に塗れて無垢に眠る紳一郎の貌に、男たちは同時に両側から愛おしげに口づけを贈った。
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