この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第7章 それぞれの日々の中で…
停学の中川の理由を知り稜やのり子は担任の方へ怒りを示したが結や中川の言うとうり紙が貼り出されてからではどうにもならないのだ。

綾香は中川が自宅に居ない事は家庭環境から察していたので家に来る事を提案したが、昼間は彼女が学校の為彼は遠慮し夕方少しの時間だけ学校近くの公園で会うだけになる。

茶髪くんの居ない学校は淋しい…
茶髪くんの居ないテニスコートはもっと淋しい…
夕方しか会えないなんてこの1週間とても長い日々に感じるのはあたしだけ?
そして茶髪くんが楽しそうに話しながら高そうな車から降りてくるのはどうして?
あからさまに観ている感を出さずに車の人を確かめるのは相手にとても失礼だと思うけど毎日そんな光景を見せられると女の人だったらと考えるととてもモヤモヤする…

『茶髪くん車の人お友達?』
ぎこちなさで飲みかけのジュースのストローがジュウゥと音をたて恥ずかしささえある。

『俺の尊敬する、今回唯一怒ってくれた人さ』
彼もチューッとストローの音をさせたが綾香みたいに動揺からの音ではない。

彼女は思う、彼はいつの間にか段々と大人の素振りをみせているようだと。

『成さん?』

『そうだけど?俺あの家に1人居るのは息がつまるし成さんとこ居るんだ、毎日勉強になる』

毎日勉強に?
あたしでは駄目なの…?
つまらない…
漫画やドラマや小説で言う独占欲?
慎吾ちゃんと佐伯あゆみに感じた嫉妬よりもっと強い独占したいという想い?

『あたしでは毎日勉強では駄目なの?ずっと続けている家庭教師じゃ役にたたないの?』
涙が滲む。

『綾香先輩との勉強テスト良かっただろ、今更何訳解んないこと…毎日勉強って成さんの言う社会勉強さ、本読んでみんなのやる事眺めてお前が何を感じたかをノートに書けって』

『社会勉強?』
何それ?っていう意味のすっとんきょうな声を出す綾香は世の中を知らない。

『社会勉強っても働くわけでもなく観察って成さんは言う、未来に役に立つからって』
彼はその観察が面白いらしく喋る様がイキイキしている。

『淋しくないの?』

『退屈にしていたらレストランに連れて行ってくれたりテニスの相手もしてくれる』
余計に楽しそうだ。

『茶髪くんのバカッ…楽しそうであたし達がどれだけ心配しているかまるでわかってないっ…』
泣いていた。

『……綾香さん』
彼は彼女にキスをしていた。
/143ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ