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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第7章 それぞれの日々の中で…
『…そういう事じゃなくて……今知りたいのは嬉しそうにその人とのご飯の話をするなら家に来なくてもいいんじゃないっていうか…お母さん…可哀想…家に来なくてもその人のところに行けば美味しいご飯が食べられるんじゃないかと…』

『………喧嘩…売ってんのか、あんた』

『売るつもりは…』

『あるじゃんよっ、あんたさ俺の家庭環境知ってんだろ、何その喋りっ』

『………ごめ……』
いつもの中川ではない口調に彼女はたじろいでごめんなさいが言えない。

『俺と成さんは俺が小さい頃からのつき合いでまだ成さんが学校行ってた頃、アパートに遊びに行った時腹が減ったとごろ寝する俺にラーメン作ってくれて一緒に食べて…今の部活中学からやってるテニスだって反対する父さんを説得し、道具だって成さんの借り物じゃなく成さんが俺に買ってくれて…成さんは俺にとって特別』

思い出話を聞いても嫉妬する…
テニス入部はその人のおかげっていうのは聞いた事あるけど、でも今言う話?

『惣菜だらけの飯環境の俺にとってレストランやのり子さんの味にこだわるのはしょうがないと思わない?頭のいいあんたならわかってくれてると思っていたのに…』

『…うん』

ごめん…
茶髪くんとこは惣菜だらけのご飯だから…
でもその人と仲良くしないでとは言ってはいけないの?
小さい頃からのつき合いなら我慢するしかないのに…
嫉妬って頭も心も使って疲れる…
いっそお付き合いなど知らない頃に戻れば…
バカにされ慎吾ちゃんと付き合えば?って言われていた頃に戻るの?

ふわふわで茶色い髪、テニスをするかっこいい姿、時々かばってくれる度にドキドキしあたしも結みたいに彼女らしく観えてるのかなと、楽しいと思える学校生活、そして結以外に遊ぶ人のいる初めての夏休み…

あたしつまらない嫉妬で茶髪くんを傷つけ怒らせた…
もう少し大人になろう…

『ごめんなさい…茶髪くん…あたし茶髪くんの彼女でいていいのかな?』

『あたりまえだろ、じゃ月曜日』

会話はそれで終わりになりモヤモヤしていた気持ちは軽くなった気がするのは彼女がごめんなさいと言えた事、それは綾香の真面目さとつき合い方のビギナーだからだろうか。

✿ ✿ ✿

月曜日、部活の朝練を観る綾香はとても嬉しそう。
彼女以上に綾香が観ていると思うと嬉しそうにサービスエースをキメる中川が手を振った。
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