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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第8章 新たなる人物…
綾香は警戒していた、夏樹の弟である事で何を言われるのかと。
階段をあがり教室に戻らなきゃ…
『お腹すいたなぁ、何か買ってきてくんない?』
パシリだとでもいうのか、兄から好きにしていいと言われ命令するのがあたり前のような口調だ。
『そういう事は…朝コンビニで多めに買ってくればいいと思います…』
何故新入生に敬語なのか夏樹の弟だからか。
『コンビニ何でもあんたに任せる、昼までに3組に持ってきて』
彼はそう言うなり教室の方に走っていく。
『あのっっ…』
彼女は春樹の方をみてため息をつきコンビニへと向かうが授業を受けずに外出等真面目であるが故に心拍数があがり冷や汗すら出るような気がした。
パン2つとコーヒーを買いに380円ではあるが高校生のお小遣いともなればイタイ出費、授業終わりのチャイムを待って出てきた生徒へ宮川春樹に渡してほしいと頼んだ。
中庭で中川が玉子焼き飲み込んでから聞いた事に綾香は観られていたと彼をみた。
『腹が減ったのかと思ったけど綾香ならそんなに食べないし元々弁当だし、何かあった?』
『…何かされるんじゃないかと…でもこんな用事なら…』
こんな用事ならと彼女はホッとしたのだろう。
ただ授業を受けなかった事に罪悪感があるのは彼女が真面目だからだ。
一度中川と授業をサボったがそれは中川がいて泣いた後だけに側にいてほしいと…。
理由を知ると中川は不機嫌な表情になる。
『言う事をきく必要なんかないだろっ、パンくらい俺が買う』
『そんな事…』
『相手がつけあがるだけ、綾香を守れないだろ、あいつにも気をつけろ』
守られている…
あたし…
いつの間にか綾香って呼びすてにされてる、少しだけ嬉しい…
『…うん』
気をつけろと言われて素直に「うん」と言える、年上なのにまるであたしが年下のような茶髪くんの言葉でそう錯覚してしまう…
✿ ✿ ✿
次の日、本当に中川はパンと飲み物を買って朝練終わりに3組の生徒に春樹に渡すよう頼んでいた。
昼休みの中庭で綾香は中川からパンの事をを聞き目を丸くさせウインナーを膝の上に落としてしまう。
すかさず彼がそれを口にほうり込みニカッと口角をあげた。
『あたしの…』
『落とす方が悪い、ってあの野郎にパンを渡した事そんなに驚く?また綾香んとこ行くだろ?阻止だよ阻止』
『阻止…』
『危なっかしいからあんた』
階段をあがり教室に戻らなきゃ…
『お腹すいたなぁ、何か買ってきてくんない?』
パシリだとでもいうのか、兄から好きにしていいと言われ命令するのがあたり前のような口調だ。
『そういう事は…朝コンビニで多めに買ってくればいいと思います…』
何故新入生に敬語なのか夏樹の弟だからか。
『コンビニ何でもあんたに任せる、昼までに3組に持ってきて』
彼はそう言うなり教室の方に走っていく。
『あのっっ…』
彼女は春樹の方をみてため息をつきコンビニへと向かうが授業を受けずに外出等真面目であるが故に心拍数があがり冷や汗すら出るような気がした。
パン2つとコーヒーを買いに380円ではあるが高校生のお小遣いともなればイタイ出費、授業終わりのチャイムを待って出てきた生徒へ宮川春樹に渡してほしいと頼んだ。
中庭で中川が玉子焼き飲み込んでから聞いた事に綾香は観られていたと彼をみた。
『腹が減ったのかと思ったけど綾香ならそんなに食べないし元々弁当だし、何かあった?』
『…何かされるんじゃないかと…でもこんな用事なら…』
こんな用事ならと彼女はホッとしたのだろう。
ただ授業を受けなかった事に罪悪感があるのは彼女が真面目だからだ。
一度中川と授業をサボったがそれは中川がいて泣いた後だけに側にいてほしいと…。
理由を知ると中川は不機嫌な表情になる。
『言う事をきく必要なんかないだろっ、パンくらい俺が買う』
『そんな事…』
『相手がつけあがるだけ、綾香を守れないだろ、あいつにも気をつけろ』
守られている…
あたし…
いつの間にか綾香って呼びすてにされてる、少しだけ嬉しい…
『…うん』
気をつけろと言われて素直に「うん」と言える、年上なのにまるであたしが年下のような茶髪くんの言葉でそう錯覚してしまう…
✿ ✿ ✿
次の日、本当に中川はパンと飲み物を買って朝練終わりに3組の生徒に春樹に渡すよう頼んでいた。
昼休みの中庭で綾香は中川からパンの事をを聞き目を丸くさせウインナーを膝の上に落としてしまう。
すかさず彼がそれを口にほうり込みニカッと口角をあげた。
『あたしの…』
『落とす方が悪い、ってあの野郎にパンを渡した事そんなに驚く?また綾香んとこ行くだろ?阻止だよ阻止』
『阻止…』
『危なっかしいからあんた』